けやきトータルクリニックの≪健康相談室≫大腸内視鏡検査について(石井院長体験談)についての記事です

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  • ≪健康相談室≫大腸内視鏡検査について(石井院長体験談)

    ≪健康相談室≫大腸内視鏡検査について(石井院長体験談)

    2024/1/20

    石井先生は昨年末、大腸がんの疑いありとのことで、友人が院長を務める病院で大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けられました。今回は患者の立場からその体験談です。結果は良性でひと安心。

    痛みも苦痛もありませんでした  安心して検査を受けて下さい。

     私は昨年末、下血や便潜血があり、大腸がんの疑いがあるとのことで大腸内視鏡検査を受けることになりました。
     受けたのは、大学の同級生で消化器を専攻している友人が院長をしている群馬県の病院です。
     大腸カメラは胃カメラよりずっと大変だとか、下剤をたくさん飲むのがとても辛い・・・・・・などと聞いていたので躊躇はありました。でも、検査をせずにがんが悪化して死亡するのは困るので、覚悟を決めて検査を受けることにしました。
     まずは検査の2日前。睡眠の前に下剤を3錠内服しました。前日の朝から低残渣食(胃腸に負担をかけないように調整した食事)です。レトルトパックを温めるだけで、味も普通。食べやすいものでした。前日の夜は下剤3錠と、液体の下剤10mlを飲みました。
     そしていよいよ当日の朝。禁食ですが、水分を飲むことはできます。9時から1時間30分で1800mlの下剤を飲みました。果汁の味で結構飲みやすかったです。
     しかし私は出が悪く、さらに900mlの下剤を追加。2時間30分で計2700mlの下剤を飲みました。腸は苦しくないのですが、胃が満杯ですこし苦しくなりました。トイレには10回くらい行きましたが、これはさほど辛くありませんでした。鎮静剤は使わずに検査を行いましたが、注入する炭酸ガスでちょっとお腹が張った程度。検査中は全く痛くありませんでした。大腸内視鏡は便より細いのです。病変の一部を取ったのですが、そのときも痛くありませんでした。
     検査の結果は、がんでなく良性で安心しました。大腸がんは早期発見すれば予後も良好です。大腸内視鏡を恐れる必要もありません。がんの疑いありといわれたら、安心して早く検査を受けてください。

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