除染と放射線源
放射線は、線源から離れるほどに、一定の割合で低減するという記事を、以前紹介しました。
この内容は科学的には決して間違った事象ではありません。しかし、実際の福島の現場では、地表の除染を行っても、ほとんど数値が変わらなかった例がいくつかあります。
地面の土を除去しただけでは、周りの木や建物に付着した線源不明の放射性物質からの影響を受けるためです。
■除染と放射線源
放射性物質吸着物質について
ヒマワリなどの植物や、ゼオライトといった化学物質には、選択的にセシウムを吸着する方法として注目を集めた時期がありましたが、近頃はそう言った話や報道は聞かなくなったと思います。
■放射性物質吸着物質について
骨粗鬆症を意識するには
以前簡単な検査で骨粗しょう症かどうかわかるという紹介を致しましたが、本日は当院で行われている骨粗しょう症の一つの検査法についてご紹介します。
■骨粗鬆症を意識するには
なぜ乳幼児だけ?
先日「浄水場の水から基準値を超える放射性ヨウ素が検出されました」とのニュースが報道されました。
その中で「大人は大丈夫ですが、乳幼児には念のために飲ませないようにしてください」との一文が添えられています。
なぜ成人と乳幼児では基準が違うのでしょうか。
■なぜ乳幼児だけ?
放射性物質、身体の中に入ってしまったら?
人間には代謝と呼ばれる、不要なものを排出する機能があります。それにより不必要と分かったもの、貯蔵仕切れなかったものは排便・排尿・発汗等によって排出されます。従って、吸入・吸引してしまった場合はそういった機能に任せる必要があります。
■放射性物質、身体の中に入ってしまったら?
放射性物質による水質汚染、大丈夫?
「浄水場の水1リットルあたり200ベクレルの放射性ヨウ素が検出されました」という報道が出されています。
ベクレルという単位は「1秒間にその物質が出した放射線の個数」、つまり直接的には放射能を意味する単位のことで、1リットルあたり200ベクレルということは、1秒間にその水から放射線が200個出ているということになります。
そういう風に聞くと「たくさん浴びてしまう!大変だ!」と考えてしまうかもしれませんが、結論から言うと、
■放射性物質による水質汚染、大丈夫?
放射線被ばくの予防
放射線被ばくの予防には、防護の3原則というものがあり、「遮蔽(しゃへい)・距離・時間」という3つを守ることが重要になります。
その言葉の意味についてご説明させていただきます。
■放射線被ばくの予防
安定ヨウ素剤は摂ったほうがいい?
放射性ヨウ素の飛散等をよく耳にされると思いますが、薬剤を使ってまでヨウ素の摂取量を増やしたほうがいいかと言われますと、これはあまり良い方法とは言えないと思います。
■安定ヨウ素剤は摂ったほうがいい?
放射線被ばくの量について
報道でよく聞くマイクロシーベルト毎時(μSv/h)という単位はエネルギーの総量と思ってください。当然、量が多くなれば悪い影響が出る可能性は高くなるのですが、日常生活の中でも、例えば太陽光でも微量な被ばくはあり、自然界で浴びる量とほとんど変わらない量なら、人体に影響が出る可能性は全くと言っていいほどありません。
では我々は平常時どの程度放射線と関わって生活しているのでしょうか。
■放射線被ばくの量について
放射線被ばくと放射能
皆さんまだまだ東北関東大震災の恐怖が拭えない中になりますが、今回は原発事故に合わせた内容をご紹介いたします。
まず放射線という言葉と、放射能という言葉の違いについて簡単に説明いたします。
■放射線被ばくと放射能