けやきトータルクリニックの≪健康相談室≫糖尿病についてについての記事です

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    ≪健康相談室≫糖尿病について

    2025/8/19

    映画「国宝」を観てきました

    糖尿病を放置すると大変なことになります

     先日、映画「国宝」を観てきました。任侠一家に生まれた主人公の少年が、15歳で父を抗争で失い、上方歌舞伎の名門の家に引き取られるという物語です。
     その家の実子と兄弟のように育ち、芸の道で競い合い、やがて血筋や才能という歌舞伎界の構造に葛藤しながら、一人の女形役者として異色な生涯を歩んでゆきます。血筋を超えた芸と、人間国宝と呼ばれる存在になるまでの葛藤と成長を追い、およそ50年にわたる一代記として描かれた映画です。
     この映画の中で、ある人物が糖尿病になり、血糖コントロール不良のため足の壊疽となって下肢を切断するという場面があります。糖尿病は、きちんと治療をして血糖値をコントロールしていれば決して怖い病気ではありませんが、放置していると大変恐ろしいことになります。
     糖尿病が怖いのは、初期にはとくに自覚症状がなく、知らず知らずのうちに進行して、症状が出た時にはすでに病気がかなり悪くなっている場合が多いという点です。そのため、糖尿病はサイレントキラー(静かなる殺し屋)とも呼ばれています。
     糖尿病で足の壊疽が発生しやすくなるのは、合併症である末梢神経障害・動脈硬化・免疫機能低下のためです。末梢神経障害による感覚鈍麻で小さな傷や靴ずれに気づきにくい→動脈硬化のため、足の血流が低下して傷が治りにくい→免疫機能低下のため、軽度の感染でも急速に進行する。その結果、感染悪化による敗血症性ショックになって死亡する前に、下肢の切断が必要になるというわけです。
     定期的な健康診断で、糖尿病のチェックをお忘れなく。

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