≪健康相談室≫花粉症薬と眠気について-けやきトータルクリニック
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≪健康相談室≫花粉症薬と眠気について

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2026/1/22
ゆううつな花粉症の季節に…。花粉症の薬を飲むと眠くなるのはなぜですか?
最近の花粉症薬は眠気が起きにくくなっています
花粉症は、花粉に対するアレルギー反応で体内の細胞から放出される「ヒスタミン」という物質が原因となって発症します。このヒスタミンには、アレルギー反応を起こす作用のほかに、脳を覚醒させる作用もあります。
つまり、ヒスタミンを抑えれば、アレルギー反応も抑えられ、花粉症の症状を軽減させることができますが、それと同時に薬が脳に入ると覚醒作用も抑制され、眠くなってしまうのです。
そこで改良が進み、最近の新しい花粉症薬は脳に入りにくく、アレルギー症状だけを狙って抑えることができるようになり、眠気が起きにくくなりました。これまでのように自動車を運転する際の注意書のない薬もあり、私もこの薬を毎年2月上旬から内服しています。
ヒスタミンの放出は、人類が進化の過程で生き残るために獲得した防御反応で、細菌やウイルス、毒素といった侵入物を、くしゃみや鼻水などで体外に排除したり、傷口への免疫細胞の迅速な動員、早期警告システム(痛み・かゆみ)など、大きなメリットがあります。
この仕組みが、体にとって無害なもの(花粉や食べものなど)に対して過剰に働いてしまった結果がアレルギー症状です。免疫の誤認識による過剰反応で、本来なら体を守るための武器が誤作動し、自分を苦しめている状態といえます。
また、アレルギー体質が人によって違うのは、〇遺伝的要因〇生活環境・腸内細菌・ストレスなど後天的要因〇免疫の学習過程(幼少期の環境)〇皮膚・粘膜のバリア機能の強さ——この4つの組み合わせによって決まるからです。
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