けやきトータルクリニックの「なんだか暑すぎる/寒すぎる…」それ、自律神経のサインかも?体温調節がうまくできない原因と対策についての記事です

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  • 「なんだか暑すぎる/寒すぎる…」それ、自律神経のサインかも?体温調節がうまくできない原因と対策

    2025/11/24

    「周りは快適そうなのに、自分だけ暑く感じる/寒くて震える」
    「夏なのに冷えがつらい…」
    「冬でも汗が止まらない…」

    このような“体温調節の乱れ”を感じていませんか?
    実はそれ、体のバランスを司る「自律神経の乱れ」や体力の低下、ホルモンバランスの変化が関係しているかもしれません。
    今回は、体温調節がうまくいかなくなる原因とその対策について、医師の視点で解説します。

    1. 体温調節のメカニズムとは?

    私たちの体は、暑いときは「汗をかく」「血管を広げて熱を逃がす」、寒いときは「筋肉を震わせる」「血管を縮めて熱を保つ」などして、体温を一定に保つ機能(恒常性)を持っています。

    この調節を担っているのが自律神経です。
    ところが、この自律神経がうまく働かなくなると、気温に適応できずに不快な症状が現れやすくなります。

    2. 体温調節がうまくできなくなる主な原因

    ① 自律神経の乱れ
    ストレス、過労、不規則な生活、睡眠不足
    長時間の冷暖房による「温度依存生活」
    👉 暑さ寒さに対する“耐性”が落ち、外気温の変化に弱くなります

    ② 加齢や筋肉量の低下
    高齢になると、発汗機能や血管収縮力が衰えます
    筋肉は熱を生み出す“体温の発電所”。筋力低下=冷えやすくなる

    ③ ホルモンバランスの変化
    更年期に多い「ホットフラッシュ」や冷えのぼせ
    甲状腺疾患による代謝異常
    👉 特に40〜60代の女性に多く見られます

    ④ 脱水や栄養不足
    水分・電解質が足りないと汗が出にくくなり、熱がこもりやすい
    極端なダイエットや偏食も要因に

    3. 体温調節不良を改善するための生活習慣

    ① 生活リズムを整える(自律神経ケア)
    起床・就寝時間を一定に
    朝はカーテンを開けて太陽光を浴びる
    就寝前のスマホやカフェインを控える

    ② 軽い運動で“体温をつくる力”を養う
    ウォーキングやストレッチなどで筋力を維持
    ふくらはぎの筋肉を意識すると血流も改善
    朝のラジオ体操やスクワットもおすすめ

    ③ 体を冷やしすぎない/温めすぎない
    夏:冷房は室温25~28℃、冷やしすぎに注意
    冬:厚着しすぎて汗をかくと冷えやすくなるため重ね着の調整を
    湯船にゆっくり浸かる(38〜40℃で15分程度)

    ④ 食事と水分をしっかり摂る
    ビタミンB群、鉄分、たんぱく質を意識して摂取
    水や麦茶などでこまめな水分補給を
    冷たい飲み物ばかりで体を冷やしすぎないよう注意

    「なんとなく不調」「冷えやほてりがつらい」などの違和感は、体のバランスの乱れから来ているサインかもしれません。
    気温差の大きい日本の気候では、日頃のケアが体温調節力を左右します。
    症状が長く続く場合や日常生活に支障がある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

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