骨粗鬆症で気をつけること
ご自宅や日常生活で気をつけていただくことをお話ししていきます。
骨粗鬆症は、その名のとおり骨がもろくなり骨のカルシウム量が減る病気です。そのまま放っておくと、腰痛や背骨の変形などを引き起こしかねません。また、ちょっと転んだだけでも骨折し易い危険もあります。
ご自身で気をつけられることとしては、カルシウムが豊富な食材をとること、日光浴をかねて外でウォーキングなどの軽い運動をすること、が挙げられます。日光を浴びることで骨の代謝を助けるビタミンDが活性化することが知られています。
また室内を整理整頓し、物にぶつかって転ばないよう環境を整えてあげることも大切です。
自分の骨の丈夫さが気になる、ちょっと背中が曲がってきた気がする・・・そのようなお悩みがある方は、お気軽にご相談下さい。
小さな芽
昨年植えて、沢山の色とりどりの花を楽しませてくれたランタナ。
そのランタナの2株に小さな芽を見つけました。多年草なので冬越しの手入れをしたのですが、見た目には枯れ枝に見える状態だったので上手く冬越し出来たかドキドキしました。先週末水遣りの時に小さな小さな緑に気付き、新芽が出ている事に顔がほころびました。今年も綺麗に咲きますように・・・。
骨粗鬆症を意識するには
以前簡単な検査で骨粗しょう症かどうかわかるという紹介を致しましたが、本日は当院で行われている骨粗しょう症の一つの検査法についてご紹介します。
レントゲン撮影装置を用いた骨粗しょう症の検査で、DIP撮影法というものになります。肝心の検査内容ですが、椅子に座り、両手をレントゲンの板に乗せて測定器と一緒に撮影し、撮影したフィルムの手の骨と測定器との濃度差で骨密度を比較していく、といった概要の検査法になります。
文章の説明だと難しく聞こえてしまいますが、検査自体は部屋に入って1分もかからずに終わってしまう簡単な検査なので、「もしかしたら私も骨粗しょう症なのでは・・」とお心当たりのある方は、一度検査を受けてみることをお勧めいたします。
【健康相談室】放射性物質について
原子力発電所の事故で放射性物質が問題になって以来、過激な報道に不安を感じています。子どももいるので、危険性について正確に理解したいのですが…。
放射能汚染について、日本でこれほど関心を持たれたことはないのではないでしょうか。事故発生直後の「ただちに健康に影響はない」という説明は、逆に「長期的には影響がある」と受けとられ、不安が助長されたように思います。放射線の影響は大きく分けて2種類あります。1つは放射線熱傷など、被曝総量によって生じる確定的影響。もう1つは、少量の被曝でも、ある確率で発癌や遺伝障害などが発生しうる確率的影響です。当初の説明では、この2つが混同され混乱を生じました。事故発生直後は、原子力発電所内で活動している方々への確定的影響が問題になっていました。しかしその後、放射性物質の空気中や海水への放出にともない確率的影響が問題になってきました。特に食品などを介して放射線物質を体内に取り入れて生じる内部被爆は、確率的影響をもたらす主な原因となります。この内部被爆は、放射性物質の半減期と体内へのたまりやすさによって影響が異なります。そこで、どんな種類の放射性物質がどの程度食品に含まれているかを把握することが非常に重要になります。いたずらに不安を煽るのはいけませんが、問題を直視し、公表されるデータなどをもとに本当に避けるべきものは何かを理解するよう心がけましょう。