屋外歩行にて
リハビリを利用されている患者様と屋外歩行をしたときのお話です。
当クリニックの向かいの公園まで屋外歩行の練習をしに出かけました。春先は桜が満開でしたが、今は綺麗に赤く色づいた木々の葉が散って冬が近づいているのを感じました。季節が違うと、木々の見え方も変わってくるものですね。
五十肩
肩関節周囲炎(五十肩)についてお話しさせていただきます。
服の着脱がしにくい、腕が上がらない、肩が痛い、手がしびれる・・・等の症状はありませんか?これらの症状は肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)という病気の可能性があります。肩関節周囲炎は年齢に伴う変化や肩の使いすぎなどの原因で起こる病気です。痛みが強い時は注射や湿布にて痛みの緩和を促し、痛みが落ち着いてきたら運動を少しずつ行っていきます。痛みが強いために動かさない状態が続くと、逆に筋肉が固まってしまい痛みが増してしまうため、時期に合わせたリハビリが必要です。ご心配なことがありましたら、いつでも当院までご相談ください。
「ありがとう」
この夏小さな花を 次々に沢山の花芽をつけて楽しませてくれたランタナとアメリカンブルーの冬越しの手入れをしました。ランタナの冬越しは2~3節残して刈り込みをします。アメリカンブルーも短めに刈り込みをして(アメリカンブルーは接ぎ芽を試していますので後々お話します)、どちらも霜のあたらない軒下や室内で管理してあげるといいようです。急に冷え込み始めた中でもまだ頑張って花を咲かせていたのですが、来年又沢山花を見せてくれる事を願いながら一節ずつ「ありがとう」の気持ちを込めながら・・・。小さな苗で購入したランタナとアメリカンブルーも随分大きくなりました。来年どれ程成長するかを楽しみにしていただけたらと思います。
福祉車両について
今回は福祉車両についてお話します。
先日行われた国際福祉機器展にて、軽中古車をベースに助手席を電動回転昇降仕様や回転シートの福祉車両に改造する国内初の後付福祉車が紹介されたそうです。通院や日常生活で自動車を利用する方も多く、介護する方やされる方からは車の乗降が大変というお話もよく耳にします。中古車をベースに改造できれば、いままでよりも多くの方が福祉車両を購入できるようになり外出の機会も増えるのではないかと思いました。
秋を身近に
クリニック前の中央公園の桜等の木々や、けやき通りの欅が黄色・赤・緑など色とりどりに綺麗な紅葉を楽しませてくれています。行楽地に出かけなくても身近に秋を感じられますね。前回お話させて頂いた春咲きの球根は、いくつか芽を吹いているものもあり、朝晩の冷え込みや霜対策に敷藁をかけました。これからの寒さに負けず沢山の球根が芽吹きますように。
【健康相談室】インフルエンザワクチンについて
新型インフルエンザが流行した昨年、テレビで肺炎ワクチンが紹介されていました。インフルエンザワクチンと何が違うのですか?
先月号で、インフルエンザクチンは感染を予防、または感染しても軽症で済むよう免疫を増強する手段だとお話ししました。しかし、実際にインフルエンザウイルスに感染したとき、重症になる原因として肺炎の合併が大きいことが知られています。特に高齢者や持病のある方は、インフルエンザの感染自体より続発する肺炎で命を失うケースが多いのが現実です。そこでインフルエンザワクチンのように、あらかじめ肺炎を起こす細菌に対する免疫を増強し、重症化を防ごうというのが肺炎ワクチンです。現在流通している肺炎ワクチンは、約20種類のワクチンを混合したもので幅広い効果を発揮し、いま話題の薬剤耐性菌にも有効です。またインフルエンザウイルスは形を変えやすいため毎年接種する必要がありますが、肺炎を引き起こす細菌は変化が少なく、1度の接種で約5年間、免疫を維持できます。日本ではまだ自費負担(8千円前後)ですが、欧米では肺炎になって入院する際の医療負担が大きいこともあり、全体の60%程度の国民が接種しているといわれます。日本でも今後、予防医療が見直される可能性は高いと思いますが、まずご自身で肺炎の予防についてお考えになってもよいのではないでしょうか。