ハイビスカスのお手入れ(秋)
猛暑日が続いた今年の夏。その高温期の中でもしっかり枝を伸ばした花木もそろそろ秋のお手入れの時期になります。今回はハイビスカスの9月のお手入れについてのお話です。ハイビスカスの花は10月頃まで楽しめるのですが、9月下旬頃に、伸びた枝を半分位まで切り戻します。新しい枝を伸ばす為には伸びた枝を必ず切り戻しておきます。すると、来年には新しい枝に花がつき、色鮮やかな花を楽しませてくれます。10月頃までは、戸外で風通しの良い涼しい場所に置いてあげるのがいいですね。この時期(10月末まで)は、10日に一度の液肥若しくは化成肥料もお忘れなく。私もクリニックで咲いているハイビスカスの来年の花への準備をお手伝い始めようと考え、楽しみにしています。
紫陽花のお手入れ(秋)
秋の紅葉や、虫の音が待ち遠しい季節になりました。今回は紫陽花のお手入れのお話をさせていただきます。紫陽花は花の後に伸びた枝には翌年花芽がつかないので、剪定すると翌年も沢山の花を楽しませてくれます。八月、九月にしてしまうと 花芽にならず葉芽になってしまうので、10月頃丸い花芽が見えたら花芽の上で切り戻します。今年の花を楽しんだ後に剪定のお手入れをされなかった方は、是非秋の風を感じる頃にいかがでしょうか?来年の花への楽しみと今年の花へのありがとうに・・・。
腱鞘炎
今回は腱鞘炎についてお話していきます。
腱鞘炎にはいくつかの原因があります。最も多いのは、繰り返し手を使うことによる刺激が腱を包んでいる周りの組織(腱鞘)に加わり、痛みなどの炎症を引き起こすものです。成人の腱鞘炎では、女性で右手に多く、指別では母指、中指、薬指、人差し指、小指の順です。手の関節に痛みがあったり、指のこわばりなどを訴えることもあります。
この他に、関節リウマチによる腱鞘炎、結核性腱鞘炎や、他の最近による可能性腱鞘炎などがあります。腱鞘炎といっても原因別に治療方法が違いますので、それぞれを鑑別診断する必要があります。手首や手の痛みはそのうち治るだろう、と放置せずに医師の診断を受けることをお勧めします。
【健康相談室】 「健康診断でコレステロール値が高いと・・・」
「それ以来、食事に気をつけ、運動にも励んでいますが、数値はなかなか下がりません。」
脂肪の一種であるコレステロールは、豚や牛などの肉類、魚卵、イカなど一部の魚介類に多く含まれるため、これらの摂り過ぎはコレステロール値の直接的な上昇原因となります。また、運動不足もコレステロールの消費を減らし、結果としてコレステロール値を高くします。 しかし、原因はこれだけではありません。私たち人間も動物ですから、体内でコレステロールを合成していますが、この合成は遺伝的要因に依存しているといわれています。そのため、動物性脂肪をそれほど摂取していないのにコレステロール値が高めの人がいる一方、たくさん摂取しているのに正常値を保つ人もいるわけです。 ご質問の方のように、食事や運動に気を配ってもなかなか数値が改善しないという場合は、遺伝的要因が考えられ、薬の手助けが必要となります。 いずれにしても、高コレステロール血症は血管の老化を早める重大な疾患で、放置すれば脳溢血や心筋梗塞など動脈硬化を原因とする病気の引き金となります。まず、お近くの医療機関で「値が高くなる原因」を正しく把握し、生活習慣の改善だけでよいのか、薬の手助けが必要なのか診断してもらいましょう。