ロコモティブシンドロームとは？
今回はロコモティブシンドロームについてお話します。
ロコモティブシンドローム（locomotive syndrome）は、「運動器症候群」と和訳されています。ロコモティブlocomotiveは運動の、という意味と機関車という能動的な意味あいを持つ言葉です。
骨・関節・筋肉などの運動器の働きが衰えると、生活のなかで自分自身で身の回りのことが出来なくなったり、介護が必要となったり、ひどい場合では寝たきりになる可能性が出てきます。介護が必要であったり、要介護状態になる危険性の高い状態がロコモティブシンドロームです。
15分くらい続けて歩けなかったり、自宅の中で躓きやすくなったり、自宅でのやや重い作業が難しくなったりしていませんか？腰や関節の痛み、筋力の衰えや、ふらつきなどの症状が最近悪化してきている場合などは、まず医師の診察を受けることをお奨めします。
秋蒔きの種
花を種蒔きから始め、発芽から見て成長を楽しむのも良いですよね。先日、ホームセンターで色々な花のミックス種を見つけて説明を読んでみると、そのパックは雑草の生育を抑える多種のパックでした。高速道路や高架下にも使用されるとの事。植込みの木の根元などにどうだろう？と思い、先ずは円形の鉢に蒔いてみました。蒔いて二日で双葉が芽吹きました。色とりどりのどんな花が咲くのか、秋風を感じながら春先の楽しみが増えました。綺麗に咲けば春には地植えで蒔いてみようと思っています。
【健康相談室】 「最近、よく脚がむくみます・・・」
70歳を超えたころから特にひどくなったような気がするのですが、加齢と関係があるのでしょうか？
脚は日常皆さんがよく目にする部分なので、こうした質問はとても多いですね。むくみは、血管の外に余計な水分がたまった結果、生じ、病的なむくみとは主に表面を指で押したあと、なかなか元に戻らない状態を指します。むくみの原因はさまざまですが、代表的なものとしては①脚の筋力低下に伴うもの、②腰痛や膝関節症など整形外科疾患に伴うもの、③心不全や腎不全など内科疾患に伴うもの、が挙げられます。中でも特に多いのが①の下肢筋力の低下で、どちらかといえば男性より女性、若い人より高齢者に多くみられます。これは一般的に女性の方が筋力が弱く、また高齢になるに従って運動量が減り、筋力が落ちやすくなるからだと考えられます。むくみがひどくなると、静脈瘤の原因になったり、下肢の慢性的だるさや静脈内血栓が生じる可能性が高まるため、早めの対応が必要です。簡単な対処法としては「膝ぐらいまでのストッキングを着用して下肢に圧力を加え、散歩などの軽い運動をする」「夜、脚を心臓より少し高くして眠る」といった方法があります。一方、整形外科疾患や内科疾患が原因の場合は、こうした方法だけで改善するのは難しいことが多いため、早めに医療機関を受診されたほうがよいでしょう。