リハビリの中での運動療法 その1
リハビリで用いられる運動療法について、2回に分けてお話していきます。
まず今回は運動療法の歴史について簡単に触れてみたいと思います。
古くは、古代ギリシャまで遡り、ヒポクラテスが初めて運動という言葉を用いた
と言われています。
ヒポクラテスは、運動が健康の維持や増進に有用であることや治療に応用できる
ことについても述べています。
その頃の運動の方法は、主に散歩や走ること、乗馬、格闘技や呼吸体操などで
あったと言われています。
現代の運動療法の定義は「筋肉や、骨格、神経、内臓諸器官の不調や、破綻など
が原因となった、運動能力の障害に対して、医学ならびに運動治療学などの基礎
理論を背景にした運動をその治療に応用するものである」とされています。
また、最近では生活習慣病に対する取り組みや、その予防策など健康増進の分野
でも運動療法の効果が期待され、ますます応用範囲が広がっています。
日時:2009年10月10日 17:15