≪健康相談室≫コロナワクチンの副反応について
コロナワクチンの1回目を接種しました。2回目は副反応が強いといわれますが…?
個人差があり、若年者や女性は強く高齢者は弱い傾向
医療従事者のワクチン接種は3月中に完了の予定でしたが、私は5月23日にようやく2回目の接種を終えました。接種したのはファイザー社製で、接種量は0.3ml。インフルエンザよりやや少量で、インフルエンザの皮下注射とは違い深く刺す筋肉注射です。
刺した瞬間はほとんど痛みはなく、液体を注入している時に軽い鈍痛がありました。私は接種後30分で体が少し熱くなり、2時間後に37.2度まで発熱。ここで不安になり解熱鎮痛薬のカロナールを1錠内服したところ、約2時間後に平熱に戻りました。肩の痛みはごく軽度でした。
1回目よりも2回目のほうが副反応が出やすいことが報告されており、2回目の接種後に高熱や寒気、倦怠感が出た症例を多く聞いていましたので、より緊張しましたが、2回目は発熱もなく肩の痛みもごく軽度で、全く問題はありませんでした。
副反応の出方は個人差が大きいようですが、一般的に「高齢者よりも若年者に出やすい」「男性よりも女性に出やすい」と言われています。若年者は高齢者より免疫力が高いので、免疫反応も強く出るわけです。
同様に女性は、女性ホルモンの関係で男性より免疫力が高いので、免疫反応も強く出て副反応も多いのですが、得られる抗体価も高いようです。
高齢者の副反応は比較的軽度ですので、重症化の危険が高い高齢者の方はぜひ、前向きに接種を検討していただきたいと思います。
ワクチンによりウイルスの脅威から抜け出せる日が来ることを祈っています。
日時:2021年07月12日 16:00