朝と昼の寒暖差が激しくなり、関東では日光で紅葉がみられるようになってきました。
紅葉は、1日の最低気温が8℃以下になると始まり、5~6℃以下になるとぐっと進むといわれています。
鮮やかに紅葉するには、日中の気温は20~25℃で夜間は5~10℃になり昼夜の気温の差が大きいこと、空気が澄んで葉が充分日光を受けられることや、大気中に適度な湿度があって葉が乾燥しないことなどが必要な様です。
これからが紅葉のベストシーズンなので、皆さんもお出かけしてみてはいかがでしょうか。
葉牡丹にドキドキ
早くも10月半ばを過ぎ朝夕は冷え込みますね。今朝は霜が降りたようで、自転車のサドルに雫がついていました。そんな季節にクリニックの花壇では昨年の寄せ植え葉牡丹の種から発芽した苗が育っています。先日自然発芽したところから間引いて花壇に移植したのですが、毎日成長の楽しみとはらぺこ青虫君たちとのドキドキです。大好きなんです葉牡丹の葉が・・・。あちらこちらに発芽した葉牡丹が育っていくのを楽しみに見ているのですが、ここも?こっちも?と順に青虫君が食べてってしまいます。どんどん葉が巻いて形になっていくので、そろそろ蝶になって食べないでくれないかなぁ?なんて願っています。年末には綺麗な葉牡丹になりますように。
空は深く澄み渡り、さわやかな季節となりましたが、皆様どうお過ごしでしょうか。
10月といえば、学校の脇を通ると、子供たちの元気な声や校内のスピーカーから先生の大きな声が聞こえてきます。
運動会や体育祭の時期です。全国的にみると運動会は、この時期と春にあるようです、北海道などは寒くなるため、春に行われるようです。運動会の起源は、ヨーロッパといわれています、日本では明治時代から盛んになってきたようです。欧米諸国にもあるようですが、競技会が中心で、皆が同じ競技をして競うというのは日本独自形式のようです。しかしながら、運動会は日本の近代国家の成立の中で地域社会の連帯の強化という大事な役割を果たしたようです。機会があれば、皆様も子供達の元気な姿を見に運動会を見学されてみたらいかがでしょうか。私も、週末子供の運動会に参加してきます。はりきり過ぎて転倒しないよう、気を付けます。
《健康相談室》慢性腎不全について
日本ではCKD(慢性腎臓病)患者が1330万人、人工透析患者も31万人を超え、世界有数の腎不全大国だと聞きました。原因は何でしょうか?
働き盛りの生活習慣病放置が、慢性腎不全に…
CKD とは慢性腎臓病の英語名の頭文字を取って略したもので、慢性に経過する全ての腎臓病を指します。患者は1330万人(成人の8人に1人)いると考えられ、新たな国民病とも言われています。
原因は、糖尿病、高血圧、慢性腎炎が代表的で、初期には自覚症状がほとんどありません。貧血、疲労感、むくみといった症状が現れた時には、病気がかなり進行している可能性があります。つまり体調の変化に気をつけているだけでは早期発見は難しいのです。それがCKD の怖いところで、患者を増加させている原因となっています。
さらに腎臓は、一旦、ある程度まで悪くなってしまうと、自然に治ることはまずありません。放置すればどんどん進行し、最終的には慢性腎不全となって透析が必要になります。
早期発見するには、定期的に採血と検尿を受けることが大切です。腎臓に障害があると、血液中の蛋白質が尿に漏れ出します。またクレアチニンという老廃物が尿中に排出されず、血液中に溜まってきます。検尿で蛋白陽性の人、採血でクレアチニンが高い人は要注意です。
しかしCKD は、検尿、採血等で早期に発見し、原因として最も多い糖尿病や高血圧の治療を適切に行えば、予防や進行を防ぐことができる病気でもあるのです。健診で異常が見つかった人は、掛かりつけ医の指導を受け、適度な運動や食生活の改善等を行い、血糖、血圧、体重等のコントロールを充分に行うことがとても重要です。