《健康相談室》 寝たきり予防について
最近、サルペコニアという言葉を聞きました。
放っておくと寝たきりになる可能性が高くなるのだとか。予防する方法はありますか?
「サルペコニア」とはギリシャ語で、「サルコ」は筋肉、「ペニア」は減少という意味。年齢とともに手足の筋肉が減少することを言います。
筋肉は50歳を過ぎると年に1~2%ずつ減少し、75歳では若い時の4分の3ぐらいになってしまいます。そのため転倒しやすく、また骨折も起こりやすくなります。こうしたことはこれまで、老いれば当然とされてきましたが、最近、運動や食事で予防できることが分かってきました。
診断には「指輪っかテスト」というのがあります。両手の親指と人差し指で作り、自分のふくらはぎの最も太い部分を囲みます。そこで、①囲めない、②ちょうど、③余る、の3つに分類し、両手で下腿の最も太い所を囲めなければサルペコニアではありません。ちょうど囲めたら、サルペコニアの1歩手前、両手の輪と下腿の間にスペースができる場合はサルペコニアと判断します。
筋肉増量のためには、強い負荷をかける運動が必要ですが、高齢者にとって高負荷運動を続けることは、運動器や循環器にストレスとなる危険も。低負荷の運動でも、回数を多くすれば効果は得られます。
大切なのは、自分の体力に合った負荷をかけながら、楽しく継続して行うことです。例えばデイサービスでの体操や、ご近所の体操教室を利用するのも良いと思います。また、筋肉のもとになる蛋白質を含む肉や魚を十分に摂ることも必要です。
ただし、過度の高脂血症の方や腎臓に障害がある方は、肉や卵、乳製品の摂り過ぎには要注意。その場合は、医師と相談なさってください。
仲良く
この写真は何に見えますか?小さくて見辛いのですが、今年 初めて蒔いた風船かずらが日ごとにグングン成長してその中の蔓がこんな風に隣同士で蔓で手を繋いでいるように可愛らしくて一枚写してみました。そろそろネットに蔓を這わせてあげないといけませんね。何で見えているの?と思うほど、植物の成長も不思議が沢山ありますね。向日葵や朝顔など夏のお花を沢山見かける季節になっています。暑さの中にも夏の景色を楽しんでみませんか?
梅雨明け
関東地方は昨日、梅雨明けの発表がありましたね。暑い夏、熱中症には気をつけないといけませんが、夏だからこそ楽しめる美味しい野菜や果物を食べて水分と栄養補給。お祭りや花火大会など夏を楽しむのもいいですね。今週末は隅田川、来週土曜日は松戸花火大会もあります。写真は2011年に50円で見つけて植えたブルーサルビアです。今では花壇に広々と育って次々と花を楽しませてくれています。となりに写っているのはコキア(ほうき草)です。暑さに負けず涼しげにふわふわ成長中です。
祝日について
~皆様は海派?山派?~
さて今月21日の祝日は海の日となりますが、私は体を鍛えてられなくお恥ずかしいので今年は行けそうにありませんが、皆様は今年海に行かれますか?体は鍛えてきましたか?
なにか目標を立てて過程を実行する事の重要性を再度実感しました!
また、2016年から8月11日を「山の日」と定めるそうです。
ちなみに当院リハビリスタッフは山派8名の海派5名となり山の方に人気がありました。
最近は山ガールなど登山人口も増えてきているようです。
皆様は海派?山派?是非休みを利用して海や山などの自然に触れ合いリラックスしてきてください!!
7月に入りました。
まだ梅雨明けはしませんが、7月に入りました。
最近、突発的な豪雨が多く雷もなっている機会が多くなりました。
突発的な豪雨に備え傘を持ち歩いておきましょう。
梅雨でも脱水が起こりやすいのでこまめな水分補給をできると良いと思います。
7月の主役?
今年は例年よりも遅かったのですがハイビスカスが今朝、花開きました。今年は春の植替えが出来ず、鉢に根が一杯張っているので心配だったのですが綺麗なピンクの花を魅せてくれています。これから沢山の蕾がつくと嬉しいです。7月2日の午後12時現在、車の外気温計は32℃と表示されています。皆様、水分塩分を上手にとって熱中症に注意しましょう。この時期食中毒にもご用心を!
《健康相談室》 熱中症について
夏本番を前に、サッカー部で練習に励む息子が熱中症にならないかと心配です。水分を取る以外によい予防法があれば教えてください。予防薬などはあるのでしょうか。
暑熱順化で発汗機能、体温調節機能の改善を!
熱中症は、真夏だけでなく梅雨の合間の気温が急上昇した日や、梅雨明けの蒸し暑い日など、身体が暑さに慣れていない時に起こりやすくなります。また、炎天下だけでなく、屋内でも発症することを忘れないでください。とくに高齢者や、糖尿病・心臓病などの持病のある人、下痢、発熱、二日酔い、寝不足などで体調不良の人は要注意です。
予防には、水の補給だけでなく、汗によって失われる水分と塩分の補給をこまめに行うことが重要です。塩分と糖分を飲みやすく配分したスポーツドリンクなどがよいでしょう。暑い日は、喉が渇いたと感じる前から、早めの水分補給を心がけてください。室内で窓を開けても涼しくならない時は、我慢せずエアコンを使うことも必要です。
また、夏本番に備えて暑さに体を慣らしておく「暑熱順化」もよい方法です。うまく順化できれば、血液量が増え、汗の量も増えて、発汗機能・体温調節機能が改善されます。やり方は、それほど暑くない日や時間帯を選び、ウォーキングや軽いジョギングなど少し汗ばむくらいの運動を30分ほど続けたり、体力のない人は半身浴などで汗をかくだけでも効果があります。
夏の暑さに慣れるには、高齢者で2~3週間かかります。今から始めて、猛暑の時期に備えましょう。
予防の薬としては、夏バテや食欲不振に対して、ビタミンB群、漢方の補中益気湯、清暑益気湯、五苓散、紫苓湯などが有効です。医療機関で相談してみてください。