骨粗鬆症と骨折
骨粗鬆症と骨折についてのお話です。
骨粗鬆症とは「骨量が減少し、骨の微細な構造が劣化したために、骨がもろくなり骨折しやすくなった病態」と定義されています。
症状としては腰背部の重だるさ、疲れやすさ、腰背部の痛みを訴えます。わずかな外力でも簡単に背椎の圧迫骨折を生じ、その数が多くなれば脊柱の後わんが起こり(背中が丸くなった状態)身長が縮んだりします。また、転倒など軽い外力でも大腿骨頚部骨折や、前腕の骨折を生じやすくなります。
痛みが強いときは安静を保つようにすることも必要ですが、骨の萎縮を予防するためにも歩行訓練等を実施したり、骨を丈夫にするために薬物療法を行ったりします。
日時:2010年07月09日 18:30