変形性関節症とは?その1
今回は変形性関節症についてお話しします。
変形性関節症は、関節内にある軟骨と関節を構成する組織の退行性変化と、それに続発する軟骨・骨の破壊や増殖性変化の結果起こる疾患です。つまり、関節の形態的な変化と、関節の働きのバランスが崩れた状態といえます。軟骨の変性が高度でも、関節への負荷が軽ければ症状は少なく、逆に軟骨の変性が軽くても、負荷が大きすぎれば症状は出現します。一般的な症状としては、運動をしたときや負荷をかけたときに痛みが出現する、関節の不安定さや変形、関節液が貯まる、などがあります。次回は、症状がでやすい関節・年齢・治療法などについてお話ししていきます。
日時:2010年02月17日 18:58