≪健康相談室≫再生医療の安全性見直しについて-けやきトータルクリニック
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≪健康相談室≫再生医療の安全性見直しについて

2026/4/18
自由診療による再生医療で事故が起きていると聞きましたが?
安全性に課題があるとして厚労省が制度の見直しを検討中
昨年8月、都内の医療機関で、再生医療である自己脂肪由来幹細胞の点滴投与中に患者が急死する事故が発生しました。
また今年の3月10日にも、自分の脂肪から採取した幹細胞を培養して体内に戻す再生医療を受けた60代の女性が、その日のうちに容体が急変。救急搬送中に心肺停止となり、搬送先の病院で死亡しました。これらは共に保険の利かない自由診療です。
厚労省は3月13日、この東京の医療機関と細胞培養した京都の会社に対し、業務停止を求める緊急命令を出しました。自由診療の再生医療で死亡事故が起きたことで、規制の不備が強く問題視されています。
厚労省の資料でも、次のような問題が指摘されています。
➀科学的根拠があいまいな治療が増加。有効性・妥当性が明確でない再生医療が増え、特に自由診療では「癌に効く」「若返る」などエビデンスが弱いまま提供されるケースもある。
➁安全性が十分に担保されていない。副作用・重篤化が継続的に発生。再生医療は細胞の培養、体内への投与といった工程が複雑で、ミスや管理不備の影響が大きい。
➂自由診療ゆえの規制の弱さ。再生医療は法律で一定の規制があるが、自由診療なので医療機関が独自に提供でき、玉石混合状態。
➃違反・不適切運用が相次いでいる。
今年も、1月と2月に改善命令、3月に死亡事故で緊急停止と、行政処分が立て続けに出ています。厚労省は現在、自由診療の規制の強化、監視・罰則の強化、患者への情報提供の強化などを検討中です。
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