けやきトータルクリニックの≪健康相談室≫帯状疱疹ワクチンの定期接種についてについての記事です

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    ≪健康相談室≫帯状疱疹ワクチンの定期接種について

    2025/6/23

    帯状疱疹ワクチンが定期接種になったとCMで観ましたが、どういうことですか?

    5年間の期間限定で対象者には費用が補助されます

     子供のころ水ぼうそうにかかった方は多いと思います。水ぼうそうはウイルス感染で、治ったあともウイルスは体内に潜み続けます。成人の9割はこのウイルスの抗体を持っていますが、抗体は年齢とともに弱くなり、ウイルスが再び活動を始めると帯状疱疹を発症します。
     80歳までに3人に1人が発症し、一度発症しても、免疫が低下すると再び発症します。
     国は、今年4月からワクチンを予防接種法による定期接種とし、対象者には費用の一部を補助することにしました。
     ワクチンは2種類あり、1つは従来型の生ワクチン。もう1つは、令和2年に発売された遺伝子組み換え型の不活性ワクチン「シングリックス」です。
     シングリックスは、生ワクチンを接種できない免疫抑制状態でも接種することができ、予防効果は生ワクチンが50%程度なのに対し、シングリックスは97%と高くなっています。また持続期間も、生ワクチンが5年程度なのに対し、シングリックスは10年ほど効果が続き、有効性と安全性の確認もされています。
     ただ、今回の経過措置は5年間の期間限定で、令和7年度から11年度までの5年間に、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方が対象です。
     つまり、同じ人が5年後にもう一度、定期接種の対象となることはないわけで、例えば、65歳のときに接種を受けなかった場合、5年後の70歳のときにはもう定期接種を受けることができず、全額自己負担となってしまいます。
     こうしたことから、この機会を逃さず対象年齢に該当する年に接種することをお勧めします。

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