けやきトータルクリニックの≪健康相談室≫幸せホルモン セロトニン運搬遺伝子についてについての記事です

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    ≪健康相談室≫幸せホルモン セロトニン運搬遺伝子について

    2025/4/15

    日本人は節約志向が強く80歳を過ぎても資産を多く残しているとか。これは日本人の特性でしょうか?福祉政策の問題でしょうか?

    幸せホルモン、セロトニンの運搬遺伝子によるところも

     昨年7月の内閣府調査によると、日本人の資産は80歳を過ぎても1~2割しか減っていないことが判明しました。資産額は65歳ごろピークに達し、それ以降は資産を取り崩し始めますが、そのペースは緩やかで、85歳以上でも1割台半ばしか減っていませんでした。
     とくに、預金額は高齢になってもほとんど減っていません。つまり、年金や勤労等で得られる所得の範囲内で節約して生活しているということです。資産を取り崩さない1番の理由は、老後破産など長生きリスクを考慮してのことだとか。その結果、せっかく蓄えた資産をほとんど使わずに亡くなる方も大勢います。
     ところで、幸せホルモン・セロトニンの脳内濃度が高い人は楽天的、低い人は神経質になります。セロトニン運搬遺伝子にはLL型、SL型、SS型があり、L型はセロトニンを多く作り、S型は不足気味となります。
     L型(楽天的)を多く持つのは、アフリカ人、アメリカ人、アジア人の順です。LL型(楽天的)の人は、日本人1.7%、アメリカ人32.3%。S型(悲観的)を持つのは、日本人80.3%、中国人75.2%、スペイン人46.8%、米国人44.5%、アフリカ人27.8%です。
     日本人に最も多いのはSS型(悲観的)で、68.2%を占めています。一方、米国人のSS型は18.8%しかいません。悲観的な人は将来を心配して備え、楽天的な人は先のことを考えるより、今を楽しもうとします。
     日本の高齢者の節約志向を高めているのは、政治的な問題もあるからかもしれませんが、遺伝子による傾向も考えられます。私自身は、お金は生きているうちに全部使い切ろうと思っています。

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