けやきトータルクリニックの食べ方を変えれば血糖値も変わる!“血糖コントロール食”の基本についての記事です

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  • 食べ方を変えれば血糖値も変わる!“血糖コントロール食”の基本

    2025/11/3

    「健康診断で血糖値が高めと言われた」
    「食事に気をつけているつもりでも、なかなか数値が下がらない…」

    こうしたお悩みは、糖尿病予備群や糖尿病の方だけでなく、健康を維持したいすべての方に共通するテーマです。
    血糖値は「何を食べるか」だけでなく、「どう食べるか」でも大きく変わります。
    今回は、無理なく続けられる“血糖コントロールのための食事法”をご紹介します。

    1. 血糖値が高いと何がいけないの?

    血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度のこと。これが高い状態が続くと…

    動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中
    腎障害(人工透析)
    網膜症(失明のリスク)
    神経障害(しびれ・感覚鈍麻)
    など、重篤な合併症のリスクが高まります。
    だからこそ、早めのコントロールが大切なのです。

    2. 血糖値を安定させる食事の基本ルール

    ① 主食・主菜・副菜をそろえた“定食スタイル”に
    → 栄養バランスが整い、血糖値の急上昇を防げます

    ② 野菜(食物繊維)を最初に食べる
    → 食物繊維が糖の吸収をゆるやかにし、「血糖値スパイク」予防に効果的
    ※「ベジファースト」が合言葉!

    ③ よく噛んでゆっくり食べる
    → 満腹中枢が働きやすくなり、食べ過ぎ防止&血糖上昇の緩和に

    ④ 食事は1日3回、できるだけ時間を空けすぎない
    → 不規則な食事やまとめ食いは血糖コントロールの大敵!

    ⑤ 間食・甘い飲み物は控える
    → 特にジュース・缶コーヒー・スポーツドリンクは見えない糖分が多いため注意!

    3. 血糖値を上げにくい食品・避けたい食品

    積極的にとりたいもの 控えめにしたいもの
    玄米・雑穀米・全粒粉パン 白米・食パン・うどんなど精製された炭水化物
    野菜・海藻・きのこ 芋類・甘い根菜(にんじん・れんこん)など
    鶏むね肉・青魚・大豆製品 脂肪の多い肉・加工食品(ソーセージ・ベーコン)
    水・お茶・無糖炭酸水 清涼飲料・缶コーヒー・甘酒など甘味飲料

    4. 続けやすくするためのひと工夫

    食材の買い置き・作り置きで自炊ハードルを下げる
    血糖値を気にしていることを家族にも共有する
    外食時は「定食」「汁物付き」を選び、単品・丼ものは避ける
    医師や管理栄養士に定期的に相談を

    血糖値コントロールは、「制限」ではなく「選び方と食べ方の工夫」です。
    完璧を目指すより、「7割で続けられる食習慣」を目指すことが、将来の合併症予防につながります。
    食事と上手に付き合いながら、健康な毎日を続けていきましょう。

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