“毎年受けるべき?” インフルエンザ予防接種の本当の意味とは-けやきトータルクリニック
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“毎年受けるべき?” インフルエンザ予防接種の本当の意味とは
2025/10/6
「インフルエンザの予防接種、今年も受けるべき?」
「ワクチンって本当に効くの?」そんな疑問をお持ちの方も多いかもしれません。
しかし、インフルエンザは毎年数万人が重症化・入院する感染症であり、予防接種は重症化を防ぐための“最前線の盾”となる対策です。
今回は、インフルエンザワクチンの効果や必要性について、医師の視点でわかりやすく解説します。1. インフルエンザとは?
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる急性の呼吸器感染症で、
突然の高熱・倦怠感・筋肉痛・関節痛などが特徴です。主な症状:
38℃以上の高熱
のどの痛み・咳
頭痛・関節痛・倦怠感
嘔吐・下痢(特に子どもに多い)2. インフルエンザのリスクが高い人
以下のような方は重症化しやすいため、特に接種が推奨されます。
高齢者(65歳以上)
乳幼児(生後6か月以上)
妊婦
持病をお持ちの方(糖尿病・心疾患・呼吸器疾患など)
医療・介護・保育・教育従事者3. インフルエンザワクチンの3つの効果
① 発症の予防
ワクチンはウイルスへの免疫反応を高め、感染そのものを防ぐ効果があります(有効率約50~60%)② 重症化の防止
ワクチン接種者は入院や合併症のリスクが大幅に軽減されると報告されています。③ 集団免疫の形成
家庭や職場、学校などで感染拡大を抑え、周囲の人を守ることにもつながります。4. よくある質問Q&A
Q. 副反応が心配です…
→ 一時的な発熱や腕の腫れなどが見られることがありますが、ほとんどは軽度で数日以内に回復します。重篤な副反応はまれです。Q. 毎年受けないといけないの?
→ はい。インフルエンザウイルスは毎年変異するため、ワクチンの内容も毎年更新されます。Q. ワクチンを打ってもかかった人がいるけど?
→ ワクチンは発症を完全に防ぐものではありませんが、かかったとしても重症化を防ぐ効果があります。5. 予防接種のタイミングと流れ
接種時期の目安:10月〜12月初旬(流行前の免疫獲得が理想)
効果が出るまでに約2週間かかるため、早めの接種が安心です
当院では予約制・当日接種可能枠もあり。詳細はお問い合わせください。インフルエンザは、日常生活や健康に大きな影響を与える病気です。
「自分のために」だけでなく、「家族や周囲の人を守るため」にも予防接種は大切です。
特に高齢者や基礎疾患のある方は、毎年の接種を忘れずに。
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