けやきトータルクリニックの血圧が高い時の緊急対策についての記事です

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  • 血圧が高い時の緊急対策

    2025/1/27

    血圧が高い状態が続くと心臓や脳への負担が増し、緊急の対応が必要になることがあります。以下に、血圧が高い時の緊急対策をまとめました。

    <緊急時の基本的な対応>
    1. 落ち着く
    深呼吸をする:ゆっくり息を吸い、長く吐き出すことでリラックス効果があり、血圧を下げる助けになります。
    姿勢を整える:椅子やソファに腰掛けて背筋を伸ばし、体をリラックスさせます。

    2. 血圧を測る
    測定のポイント:
    座った状態で5分間リラックスした後、測定します。
    両腕で測る場合は、数値が高い方を参考にする。
    緊急の基準:
    上(収縮期)血圧が 180mmHg以上 または
    下(拡張期)血圧が 120mmHg以上 の場合は「高血圧緊急症」が疑われます。

    3. 塩分を控える
    一時的に塩分の摂取を避けるようにし、水やノンカフェインのお茶を飲むことで血流を助けます。

    <家庭でできる対応>
    1. 体を休める
    静かな環境で安静にする:興奮や緊張を和らげ、心拍数を落ち着かせます。

    2. 足を温める(血行を改善する)
    方法:
    足湯をする(40℃前後のぬるま湯に10~15分浸ける)。
    温かいタオルを足に巻く。
    効果:末端の血管が拡張し、血圧の低下を促します。

    3. カフェインやアルコールを避ける
    カフェインやアルコールは一時的に血圧を上昇させる可能性があるため控えましょう。

    4. 市販薬の服用(持病がある場合)
    持続的な高血圧の治療を受けている場合、医師から処方された降圧薬を適切に服用します。
    初めて降圧薬を服用する場合は、医師の指示を仰ぐようにしてください。

    <緊急時に医療機関へ連絡が必要な場合>
    以下の症状がある場合は、速やかに医療機関を受診または救急車を呼んでください。

    (高血圧緊急症の可能性がある症状)
    胸痛:心筋梗塞の可能性。
    息切れ:心不全の兆候。
    視力障害:網膜の血管障害の可能性。
    頭痛・吐き気:脳出血や脳梗塞の可能性。
    意識障害やしびれ:脳卒中の可能性。

    (予防的な対応)
    食生活:低塩分、高カリウムの食事を心がける(野菜・果物・魚などを摂取)。
    運動:ウォーキングなどの適度な有酸素運動を習慣化。
    ストレス管理:ヨガや瞑想などのリラクゼーションを取り入れる。
    定期的な測定:血圧を日々記録し、異常を早期に察知する。

    緊急時には早めの対応が大切です。特に血圧が急激に高い状態が続く場合は、自己判断せず医療機関の指示を仰いでください。

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