風邪とインフルエンザの違いを見分ける方法-けやきトータルクリニック
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風邪とインフルエンザの違いを見分ける方法
2024/12/9
風邪とインフルエンザは、症状が似ているため、自己判断で見分けるのは難しい場合があります。しかし、いくつかのポイントを参考にすると、ある程度の見分けが可能です。
- 症状の始まり方
- 風邪: ゆっくりと症状が現れる。最初は喉の痛みや鼻水など、局所的な症状が多い。
- インフルエンザ: 突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など、全身症状が強く現れる。
- 発熱
- 風邪: 熱が出ても微熱程度の場合が多い。
- インフルエンザ: 38度以上の高熱が突然出る。
- 全身症状
- 風邪: 全身症状は比較的軽い。倦怠感や食欲不振など。
- インフルエンザ: 全身のだるさ、倦怠感、食欲不振、筋肉痛、関節痛などが強い。
- 鼻水・咳
- 風邪: 鼻水、鼻詰まり、咳などの症状が中心。
- インフルエンザ: 鼻水や咳も出るが、全身症状の方が強い。
- その他
- インフルエンザ: 嘔吐や下痢などの消化器症状を伴う場合もある。特に小児に多い。
以下の表にまとめました。
項目 風邪 インフルエンザ 原因 多くのウイルス インフルエンザウイルス 始まり方 ゆっくり 突然 発熱 微熱が多い 38度以上の高熱 全身症状 軽い 重い(倦怠感、筋肉痛など) 鼻水・咳 中心的な症状 全身症状に伴う その他 消化器症状を伴うことも 注意: 上記は一般的な傾向であり、必ずしも当てはまるとは限りません。特に、高齢者や乳幼児、基礎疾患のある方は、 典型的でない症状が出ることもあります。
最終的な診断は医療機関で行う必要があります。 風邪かインフルエンザか迷う場合、または症状が重い場合は、自己判断せずに医療機関を受診してください。
参考情報:
- 厚生労働省: インフルエンザQ&A
- 日本調剤: 「かぜ」と「インフルエンザ」の違いは?
ご自身の健康状態についてご心配な場合は、医療専門家にご相談ください。
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