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≪健康相談室≫介護保険と医療保険の違いについて
介護保険を利用したいのですが、介護保険と医療保険はどう違うのですか?
介護保険を使うときは市役所での申請が必要です
国民全員の加入が原則の医療保険は、保険証を提示すれば、年齢や所得に応じた割合を自己負担するだけで診察・治療を受けることができます。
一方の介護保険は、40歳以上の人が全員、保険料を支払うことになっており、65歳以上の人は年金から天引きされています。65歳になると市役所から介護保険被保険証が送られてきますが、これだけで介護保険サービスを受けられるわけではありません。
介護保険のサービスを受けるには、まず介護保険証を持って市役所へ行き、要介護認定の申請を行う必要があります。申請すると、まず市の調査員とケアマネージャーが自宅を訪問して心身状態を確認・調査し、サービスが必要かどうかを判定します。その後、掛かり付けの医師に意見書を書いてもらいます。
そして、調査員とケアマネによる調査結果と医師の意見書をもとに、介護認定が行われます。一次判定はコンピューターで機械的に行われ、その結果と医師の意見書をもとに、介護認定審査会で専門家による二次判定が行われます。
この介護認定審査会の判定をもとに、最終的に市が「要介護1~5」「要支援1~2」「非該当」のいずれかの認定を出します。(申請から30日以内)。この認定レベルによって、どんなサービスを受けるのか、ケアマネが相談に乗りながら介護サービス計画(ケアプラン)を作ってくれます。
介護を受ける本人がこうした一連の手続きを行うのは困難なことも多く、家族が主体となって申請・手続きを進めることが大切になってきます。
2023年05月18日