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≪健康相談室≫新型コロナ感染予防について
新型コロナの専門家がオミクロン株に感染して重症化されたとか。防ぎようがないのかと不安になります。
油断することなく対策を続けることが大切です
オミクロン株は重症化しにくいと言われますが、昨年までに感染症学会の理事長を務め、テレビでもお馴染みの舘田教授(61歳)がオミクロンに感染し、重症化して人口呼吸器が必要な状態になりました。
感染したのは第6波がピークだった2月4日ごろで、当初はのどがムズムズするくらいだったそうです。高熱もなく、抗原検査を2日連続で受けても陰性でしたが、2月9日ごろから強く乾いた咳が続き、38度以上の発熱。PCR検査を受け、感染が判明しました。オミクロンの感染でした。「なんとなく治るかなと油断した。もっと早めにPCR検査を受ければよかった」と後悔されています。
その後、酸素濃度が低下し、CTで肺炎が確認されて入院。人工呼吸器を使うといわれたものの意識が朦朧としていて、詳しいことは記憶にないそうです。
2月10日に人工呼吸開始。その後10日間は意識なく、2月20日に改善して呼吸器を外しましたが、声も出せず歩けない状態。10日間のリハビリ後、3月2日に退院。その後も、速く歩いたり、入浴したりすると息が苦しくなる状態が続いたそうです。
重症化の原因の一つに、アレルギー体質で1回もワクチン接種を受けていないことが挙げられます。「61歳で基礎疾患がない自分が、人工呼吸器を使わざるをえない状況に追い込まれる。それほど危険な感染症だということを改めて感じました」とのこと。
コロナは誰が感染してもおかしくありません。専門家でもワクチンを受けなければ重症化のリスクは高くなります。油断せず対策を続けることが重要です
2022年04月19日