感染予防と体調
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が、我々に日常生活全般にわたって生じております。
皆様におかれましても、日々、感染しないように注意を払いながら過ごされていることと思われます。その感染予防の一環で、医療機関への受診を控えるケースが増加しているといった報道もあります。実際、緊急事態宣言中の当院でも外来の待合室がかつてないほど空いておりました。
しかし、感染への不安で医療機関への受診を控えて、結果的に体調を悪化させては本末転倒です。もし、受診をした方がよいか悩まれたときは、症状が悪化する前に是非、主治医の先生へ電話で相談をしてください。必要に応じて、お薬の処方などをして頂ける場合があります。
また、2019年12月以降に1歳になった小児のワクチン接種率も減少していることが、NPO法人「VPDを知って、子どもを守ろうの会」による調査で示されました。予防接種は、VPD(ワクチンで防げる病気)にかかりやすい年齢になる前に接種しておくことが重要です。これまで通り接種できる年齢になったら速やかに接種するようにしてください。
まだまだ、不安は尽きませんが、主治医の先生とよく相談をしながら、お互いに健康を維持していきましょう。
日時:2020年06月01日 08:00