《健康相談室》慢性便秘について
70 歳を超えたあたりから一年を通して便秘気味に。なにかよい方法はありませんか?
慢性便秘症の新薬が発売されています
一般的に3〜4日便が出ないことを便秘と言いますが、毎日排便があっても固くて苦労する、排便後もすっきりしない等の不快な症状があれば、それも便秘といえます。
今まで処方されてきた薬剤は、ほとんどの場合、①便の水分を増やす酸化マグネシウム、②腸を刺激して活性化する植物成分のセンナ、この2成分が中心でした。
①の酸化マグネシウムは安価ですが、腎機能が低下している高齢者は、高マグネシウム血症に注意が必要です。悪心・嘔吐、血圧低下、徐脈、筋力低下、傾眠等の症状が出たら採血を行い、マグネシウム値が高い場合は内服を中止しなければいけません。
一方、②のセンナは、長期連用によって耐性が生じ、難治性便秘に進むことがあります。またセンナに含まれるアントラキノンは、大腸運動異常(腸機能減弱)や偽メラノーシス(大腸粘膜が黒くなる)を引き起こすこともあるので、一時的な使用に留めるべきだとされています。
6年前にアミティーザ、2年前にリンゼス、1年前にグーフィス、昨年末にモビコールという薬が次々と発売されました。作用のしくみは全て異なりますが、いずれも腸管内の水分量を増やし、便を柔らかくして排便を促します。
欧米で第一選択薬となっているのはモビコールで、ポリエチレングリコールというポリマーを水に溶かして1日1〜3回飲みます。浸透圧差で便に水を含ませるしくみで、体内には吸収されないため電解質異常等を引き起こさず、安全性は高くなっています。
ランニングマガジンクリール
小さい頃からずっと太っていて、運動は大嫌い。体育の授業も運動会も憂鬱な時間。
そんな私が趣味としてランニングを始め、6年が経ちました。
けやきトータルクリニックで働かせて頂くきっかけを作ってくれたのも、ランニングでした。
全く運動をしたことのない私がどうして走るようになったのか?の話を"ランニングマガジンクリール"に載せて頂きました。
待合室に雑誌、受付にコピーを置かせて頂きましたので、お時間のある時に読んでもらえたら嬉しいです。
内科 佐藤恵里
雨が恋しい紫陽花
梅雨入りしてからも雨がしとしと降り続く事がなく晴れの日が多いのでお洗濯はよく乾いて嬉しいですが、少し雨が恋しそうな紫陽花です。私は雨粒が花びらにちょこんとのっていて雨上がりの青空が見える瞬間が大好きです。今週末からはしばらく雨が続く予報が出ていますがどうなるのでしょう?適度に雨は必要ですが集中豪雨での被害が心配になりますね。地震や台風だけではなくこの時期の豪雨に備えても懐中電灯やラジオ等避難用具の電池の点検等も今一度しておきましょう。
熱中症対策をしましょう!
先日、関東地方も梅雨入りしました。
熱中症対策をしましょう!
先日、関東地方も梅雨入りしました。これからの時期、ジメジメする!洗濯物が乾きにくい!髪がまとまらない!等々悩まれる方も多いと思います。(私もその中の一人です)
特にこの時期から気をつけていただきたいこと、それは【熱中症】です。天気の良い暑い日に起こるとは限りません。梅雨の時期でも気づかないうちに熱中症を発症してしまうことがあるので注意が必要です。湿度が高くなることで、汗が蒸発しにくくなり、結果として身体に熱がこもりやすい状態となります。また、身体が暑さに慣れていないことも熱中症を引き起こす原因の一つです。暑い日が続くと、身体が次第に暑さに慣れて暑さに強くなる(暑熱順化)と言われていますが、この身体の適応は気候の変化より遅れて起こります。熱中症対策として、暑さを避けることと、こまめに水分補給をすることが大切です。また大量に汗をかいたときは塩分補給も忘れずに。
今の時期から熱中症対策をしっかりとり、暑い時には決して無理をせず、徐々に暑さに慣れていくように工夫しましょう!