いよいよ新元号が発表されます。
平成の次はどうなるのか気になるところです。
元号は「国民の理想としてふさわしいよい意味」「漢字２字」「読み書きしやすい」「これまでに用いられていない」「俗用されていない」といった基準があるようで、新元号はこのようなものではないかと様々な予想がされています。
そこでふと『平成』の意味とはなんだろうと思い調べてみました。それぞれの元号にはモチーフがあるようで、平成は中国の歴史書『書経』『史記』にある「地平天成（地平かに天成る）」「内平外成（内平かに外成る）」から引用され『平成』が選定されたそうです。意味としては「天地、内外ともに平和が達成される」だそうです。平和の達成とは大きなテーマではありますが、心身の健康は平和の一部分でもあると考えています。平成は終わってしまいますが、スタッフ一同ご利用される皆様の平和・健康への一助になれるよう励んでいきたいと思います。
《健康相談室》白血病ってどんな病気？
池江璃花子選手が白血病であることを公表
しました。白血病とはどんな病気ですか？
有効な治療法の開発が進んでいます
白血病は、まだ原因が完全に解明されたわけではありませんが、骨髄にある白血球を作る細胞の遺伝子が、いくつかの段階的な異常を経て傷つき、正常な細胞を破壊しながら無制限に増殖し始める病気です。その結果、異常な白血球が増え続け、免疫力が低下して感染症を起こします。
骨髄で白血病細胞（癌細胞）が増殖することで正常な赤血球や血小板等の生産が滞るようになり、貧血や出血が止まらない状態になります。重症肺炎や敗血症脳出血などを併発すると亡くなることもありえます。
治療法としては、寛解導入療法といってまず複数の抗癌剤を使い、数週間で白血病細胞を完全に死滅させる方法があります。うまくいけば、見た目には白血病細胞が１つもない状態になります。その後、正常な細胞が回復してきたころ、わずかに生き残った癌細胞が雑草の芽のごとく出現してきます。これが再発です。そこで、さらに抗癌剤を使って地固め療法を行い、雑草の根まで根絶できれば完治となりますが、全ての症例でうまくいくわけではありません。
切り札として、造血幹細胞移植、いわゆる骨髄移植があります。抗癌剤で白血病細胞を完全に撲滅し、そこに正常な造血幹細胞を移植する治療で、ドナーの骨盤から造血幹細胞の入った骨髄液を採取し、患者に点滴で投与します。ドナーの骨髄液が骨髄に届いて定着すると、そこで造血幹細胞が正常な血液を作り出すようになります。
また、出産後不要になった胎盤と臍帯の中に含まれる血液には造血幹細胞がたくさん含まれており、現在これを利用する臍帯血移植の研究も進んでいます。
3月半ばが過ぎ、いよいよ春らしい新芽がちらほら見えてきました。
平成31年度が始まりますね。心機一転、新卒者の方や、転勤された方、主婦の方、この地域でまた一年生活される方、松戸市の新しいスタートが皆さんそれぞれにあると思います。
さて、そんな松戸市、国勢調査によると、過去最高の人口に達したそうです。
パチパチパチパチ！
人口は平成30年度の時点で49万人。前年の人口増加率は0.5%の推移を辿り、年々若年層が増えてきているみたいです。
これは、都心アクセスの利便性が整ってきた事に影響されるそうです。素晴らしいですね。
話は変わりまして、先日「松戸プロジェクト」という地域活性化に向けた会議に参加してきました。
主旨は、松戸市に暮らす人々が活き活き生活できるように、自身の専門性や経験を持ち寄り、さまざまなプロジェクトを立ち上げようという会です。
ここでは、20代～80代と、幅広い年代の方々が参加しています。
前述した人口増加に対し、近年では超高齢社会と呼ばれ、福祉やボランティア活動など、地域の環境整備が医療業界でも重要視されています。
しかし、医療業界だけでは包括できないのも現実です。
地域に暮らす皆さんの素敵なアイディアが、反映されるかもしれない。そんな活動に参加してみるのも良いと思いませんか？ 一読ありがとうございました。
内臓疲労
内科の佐藤です。雑誌:ランニングマガジンクリール 4月号p33～に「内臓疲労特集」のインタビューを掲載して頂きました。内科医としてウルトラマラソンを走った経験を活かし、お話ししたものです。
内臓疲労、とは一般の方がよく使う言葉ですが、医学用語にはありません。皆さんが感じている内臓疲労という状態を私なりの解釈で説明してみました。当院の待合室に置いてありますので、よろしければご一読ください。