当院では、月に1回体操教室を行っています。
内容は、健康や運動に対する講義、体力テスト、ストレッチ、筋トレです。
だんだん寒くなっていますが、体操にいらっしゃる方は、準備体操の段階で軽く汗をかいています。
体の中で熱を生み出すのは、主に筋肉です。寒いと震えたり肩をすくめたりするのは、筋肉を収縮して熱を生み出しているのです。体操をすることで体が温まり、血流が良くなり、
さらに肩をすくめなくなるので肩こりなども予防できます。
体操教室は予約制になっています。冬は特に体操がおすすめです。ぜひお申込みください
今年のドウダンツツジ
今年は秋をゆっくり楽しむ間もなく冬が来たような気温差が激しい毎日ですね。昨年色づきが悪かったドウダンツツジが今年はそこそこ綺麗に色づきました。街で見かけるドウダンツツジはもっときれいな真っ赤な葉をしていますが、クリニック玄関前の日当たりからすると十分な紅葉かな?と眺めています。花壇には春先の球根から芽が出てきて楽しみです。風邪予防にうがいで洗い忘れずに。
《健康相談室》溶連菌感染症について
高熱が出て喉が痛いと言っていた子供が、溶連菌感染症と診断されました。恐い続発症があると聞きましたが、大丈夫でしょうか?
症状が消えても抗菌薬は指示通りに飲みましょう
のどが痛い時はほぼ、ウイルスや細菌に感染して炎症を起こしている状態です。
細菌感染で注意が必要なのは、急性糸球体腎炎やリウマチ熱など、恐い続発症を引き起こす溶連菌です。
正式には溶血性連鎖球菌と呼ばれ、症状は高熱とのどの痛みのほか、舌にイチゴのようなツブツブができたり、体に小さく紅い発疹が出たりします。
疑いのある時は、綿棒でのどの粘膜をこすって調べる検査を行います。5~15分程度ですぐに結果が出て、溶連菌と分かれば抗菌薬が処方されます。
薬を飲み始めて2〜3日で熱が下がり、のどの痛みも和らぎます。しかし、菌を確実に退治して急性糸球体腎炎、心臓弁膜症などの重大な続発症を引き起こさないためには、症状が消えたあとも医師の指示通りに最後まで薬を飲み続けなければいけません。一部の抗菌薬以外は、5~10日間飲み続ける必要があります。
溶連菌に予防接種はなく、大人になっても罹りますし、繰り返し罹ることもあります。咳やくしゃみなどで飛沫感染するため、家族への感染にも注意が必要です。手洗いやうがいを徹底し、マスクを着用しましょう。
溶連菌感染症の症状は風邪や咽頭炎、扁桃炎と似ているため、気づきにくいことがあります。また、他のウイルスの流行時期
と重なることもあるため、インフルエンザとの混合感染も見受けられます。のどの痛みや発疹など典型的な症状が見られたらすぐ受診しましょう。
11月も半ばに入り、少し寒さを感じるようになってきました。
最近は寒暖の差が激しく、体調管理が難しい時期でもあります。
紅葉のシーズンでもありますので紅葉狩りに出かける方も多いのではないでしょうか。
寒さ対策も必要ですが、空気が乾燥している為、インフルエンザ対策も必要になってきます。
年末年始に向けて体調を崩さないように準備をしっかり行っていきましょう。