《健康相談室》高齢ドライバーと免許返納について
高齢ドライバーによる車の事故が増え、道路交通法が改正されたとか。私も後期高齢者となり、免許返納を考え始めましたが、なかなか決断できません。
運転に不安を感じたら免許返納の検討を
このところ高齢者による交通事故が増え、アクセルとブレーキを踏み間違える事故も後を絶ちません。それを受けて、今年3月に施行された改正道路交通法では対策が強化されています。
たとえば、75歳以上の人は、免許更新時に受ける認知機能検査で「認知症の恐れあり」と判定された場合、公安委員会指定医の診断を受けるか、主治医の診断を受けて診断書を提出することが必須となりました。
更新時以外でも、信号無視や一時不停止等があった時には、認知機能検査を受けることになり、そこで「認知症の恐れあり」と判定された場合、同様の手続きが必要となります。また、認知症と診断されれば免許取消しの対象となります。
しかし、認知症センター指定病院からは、現在、初診が数カ月以上待たなければいけない状態で、迅速な対応は不可能という報告がきています。また開業医からは、詳しい検査機器がない、軽い場合は物忘れとの判別が困難、免許取り消しとなる診断には訴訟のリスクがあり慎重を要する、といった意見も出ています。さらに、認知症と診断しなかった人が事故を起こした場合、刑事訴訟は免れても民事訴訟となる可能性がある、といった指摘もされています。
そうなると、最良の方法はやはり、家族を交えて充分に話し合い、自主返納に納得していただくことではないでしょうか。
返納すると、身分証明書の代わりとなる運転経歴証明書がもらえ、路線バスの運賃が半額になる優待証等のサービスも受けられます。個人差も大きいのでひとくくりにはできませんが、運転に不安を感じたら、ぜひご検討ください。
学生は夏休みが終わり9月に入りました。
隣の保育園では運動会の練習を始めています。
以前は9月でも残暑が厳しく熱中症が多くみられたため近年では5-6月にずらし開催しているところが多くなりました。しかし、最近では5-6月の気温が高く猛暑日が続いていました。今年は特に8月に長雨が続き冷夏だったのではないかと感じる程でした。9月に入って今年は比較的過ごしやすくなっています。スポーツの秋には丁度良い気候となってきましたので、始めてみてはいかがでしょうか?