100Kmまでの道のり
けやきトータルクリニック内科 佐藤です。
私事で恐縮ですが、7月31日、北海道の浜頓別町で行われた100㎞マラソンの大会で女性総合2位入賞をさせて頂きました。
今回はそこに至るまでの話をさせてください。
私は小さいころから脚が遅く太っていて、3年前まで運動経験はありませんでした。
3年前にストレス解消で走り始めたところ、数百メートルも走れなかった自分が1㎞、2㎞と徐々に長く走れるようになることがとても面白く感じました。走り始めて半年でフルマラソン(42.195㎞)を完走。もっと長く走りたくなってフルマラソンより長い距離を走る「ウルトラマラソン」に挑戦を始めました。
私は外来で生活習慣病の患者様に運動療法をお勧めする際、最初からランニングをお勧めすることはあまりありません。ランニングは自分が好きで走るからこそ楽しいのであって、誰かに強制されて始めてしまうと、辛く苦しいものとなって長続きしないのでは?と思っているからです。
ただ、今まで走ったことがなくても、どんなに運動ができなかったとしても、ご自身が走りたいと思えば必ず走れるようになります。ゆっくり、自分のペースで、好きな時に好きなだけ、これが一番だと思っています。最初からランニングではなくてウオーキングでもいいでしょう。今は暑いので、秋になってから初めても良いかもしれません。新しいことを始めるのに、遅すぎることなんてありません。
この度数日間の夏休みを頂き、初めての100kmマラソンに参加。クリニックの職員の皆様から心のこもったエールが書かれた帽子を頂き、勇気百倍でレースに参加しました。
100kmマラソンは24時間テレビのように仮眠をとったりマッサージを受けたりしながら走るわけではありません。制限時間は14時間、最低限の休憩で前に進まないと間に合いません。
次回は、レース当日のお話をさせてください。