《健康相談室》静脈瘤について
時々、左足の血管がぼこぼこ浮き出ることがあります。 だるさは感じますが、ひどく辛いというほどでもなくその ままにしています。でも、ちょっと気になるのですが…
静脈瘤の可能性があります
脚の静脈内には、重力に逆らって 血液を心臓に運ぶために必要な静脈弁と呼ばれる逆流防止装置があります。これが壊れ、逆流した血液が溜 まって静脈が拡張し、コブのようになったものを下肢静脈瘤といいます。
弁は一度壊れると、二度と修復さ れることはありません。主な原因は、①長時間の立ち仕事 ②妊娠・出産 ③体質の3つです。立ち仕事を長 く続けている人は発症しやすく、妊 娠・出産は回数が増えると発症する 割合も高くなります。また親族に静脈瘤の方がいる場合も要注意です。
外から見ても分かるためスカートをはけないと悩む人もいますが、そ れだけでなく、足がだるい・重い・ むくむ・痒い、といった症状が出て、 進行すると皮膚炎を起こし、色素沈 着や潰瘍になることもあります。
対症療法としては、伸縮性の強い弾性ストッキングを履くことで拡張 した静脈が圧迫され、余分な血液が 溜まるのを防ぐことができます。ただ、これは進行を防ぐだけで完治す るわけではありません。
長期的な対策として、ふくらはぎを鍛えることで筋ポンプ作用が強化 され、血流が良くなって症状の改善や予防に効果があります。立ち仕事 をしながらでも意識してつま先立や 踵立ちをすると良いでしょう。
手術には、硬化療法・ストリッピング・高位結紮術・レーザー治療な どがあります。レーザーを用いた血管内治療は、手術の傷跡が少なくて すむことが多く、日帰りで行ってい る病院もあります。手術時間は平均40 ~ 60 分ほどで、再発もほとんどあ りません。詳しくは血管外科のある病院でご相談ください
春は転勤や引越しのシーズンです。
遠くに行かれる方にお餞別として贈り物をされることも多くなると思います。
昔は、餞別とは遠くへ旅立つ人にはなむけの気持ちを込めて金品を贈ることでした。昔は今と違い、旅は手軽で安全なものではありませんでした。その為旅立つ人に贈る餞別は別れのしるしでもあったのです。またお会いする機会がある方場合は、「栄転祝」「昇進祝」「退職祝」「御礼」などとする方がいいとされているようです。
今年は暖冬でしたが、「猫バンバン」という言葉が巷で話題になりました。
そもそも、「猫バンバン」とは何でしょうか?
決して、猫をバンバン叩いて虐待する事ではありません。
自動車を運転する方には思い当たることがあると思いますが、車を走らせる前にボンネットをバンバンとたたき、冬場にぬくもりを求めてエンジンルームに入り込んでいる猫に知らせることです。つまり、「猫バンバン」とは、「猫を死なせないように」との思いを込めた行動のことです。
JAFの略称で知られる日本自動車連盟も各支部のホームページなどで「ボンネットをパンパンしましょう」「『ボンネット コンコン』でトラブル防止」と呼びかけていて、「ボンネットをたたけば、動物が動いてすぐわかる。効果は大きい」とのことです。