寒いと肩がすくむ理由
だいぶ本格的な冬の寒さになってきました。
北海道や日本海側の地域では大雪で被害が出ているニュースを毎日目にします。
冬になると肩こりや腰痛などが出やすいと感じたことはないでしょうか?
街中を歩く人を見ると、ほとんどの人が肩をすくめて歩いているのが分かります。無意識に出てしまうこの現象は、寒いときに体が熱を作ろうとしている反応なのです。
人間は、震えに代表されるように、筋肉を収縮させて熱を作りだすのです。肩をすくめ体を震わせて一生懸命熱を作っているので、寒いときはしょうがないのです。
肩こりを軽減させるには、体を温めること!暖かい服を着て、暖かいものを食べたり飲んだりすることも効果的です。
あとは何より運動をすることかと思います。筋肉を使うので、熱を作りだし、体がぽかぽかします。
まずは腕を振って早歩きをしてみてください。ぽかぽかしてきますよ。
すると、自然と肩が下がっているはずです♪肩こりにお悩みの方、お試しを!
12月に入り、今年も残すところ一か月となりました。
この季節になるとよく「今年も一年早かったな~」という言葉を耳にします。
このように歳をとると一年を早く感じる事を「ジャネの法則」と言うそうです。
簡単に言うと50歳の人の一年は人生の50分の1、5歳の場合は5分の1。
一年の比重が小さくなっていく事でそう感じるという法則です、比重以外にも大きな要因が一つあります。それは日々の充実感です。
私は新入職員として働き始め、去年と比較すると一年が長く感じています。
来年の目標を考え始めている方も多いかもしれませんが、新しい事に挑戦して、充実感の向上を目指してみるのも良いのではないでしょうか。
《健康相談室》 肺炎球菌ワクチン予防接種について
肺炎球菌ワクチンの予防接種をすれば、絶対に肺炎に罹りませんか? また今年から制度が変わったと聞きましたが、どのように変わったのですか?
肺炎は死亡原因の第3位。95%が65歳以上です。
日本人の死因第3位は肺炎です。65歳以上では肺炎から敗血症等へと進展し、死亡することもよくあります。日常で罹る肺炎の原因菌の中で、最も多いのが肺炎球菌で、予防接種により感染予防、重症化を防ぐことが出来ます。ワクチンは国内に分布する肺炎球菌の約80%に対応します。
しかし肺炎は、その他の細菌やウイルス、マイコプラズマ、クラミジア等、様々な原因で起こります。特に高齢の方は飲み込む力が落ち、むせ易く、誤って食べ物が肺に入り誤嚥性肺炎になり易いのですが、それは肺炎球菌以外にも口の中の雑菌等が原因となることもあります。肺炎球菌ワクチンで全ての肺炎を防げる訳ではないのです。
ただ、日常で罹る肺炎ではかなりの確率で効果が望めますので、65歳以上の方、65歳未満の方で基礎疾患(慢性心不全、慢性呼吸器疾患、糖尿病、腎不全等)をお持ちの方は接種が勧められます。
抗体は約5年持続します。5年以上経過したら再接種を検討してください。ワクチンは季節を問わず、1年を通していつでも接種できます。今年10月1日から定期予防接種とされ、対象年齢の接種費用には自治体による公費助成が行われることになりましたので、会計の負担も軽く済むようになりました。