ヒートショックについて
みなさん、ヒートショックという言葉を聞いたことはありますか?
40年来の大雪がつい先日あるなど、寒い日が続いております。寒い冬に気を付けて頂きたいことに「ヒートショック現象」があります。今回は、そのお話しをしたいと思います。
新聞やテレビで、ご覧の方も多いと思いますが、そもそも「ヒートショック現象」とは、急激な温度変化で体が受ける影響のことです。人は急激な温度の変化があると、体温を一定に保つために、体内の血管を急激に伸縮させて血圧や脈拍の変動を起こします。これは、必要なことではありますが、この働きが脳卒中や心筋梗塞に繋がってしまう可能性があります。この現象がおきやすいのは、入浴やトイレに入ったり出た時などです。特に、75歳以上の高齢者によく起きているようです。
対策として、入浴時は脱衣室をあらかじめ暖房で温めておいたり、浴室の浴槽のフタをとって湯気で室内を温めておくなどが有効です。また、シャワーで熱めのお湯を出して室温を上げるなどの方法もあります。お風呂の湯温は38~40度が適温であまり長湯をしないことです。トイレでは、便座や室内を温めておくことが良いようです。
特に、ご高齢の方やご高齢のご家族がいるご家庭では、是非お試し下さい。
日時:2014年02月14日 15:37