グリーンカーテンをご存知ですか?
今回は「グリーンカーテンプロジェクト」についてお話したいと思います。
前回は「脱水」と言うテーマで夏に向けての準備を掲載させて頂きました。
「グリーンカーテンプロジェクト」というものがあるのをご存知でしょうか?
環境省(地球温暖化防止国民運動)では、夏のCO2削減・節電対策として、ゴーヤーやアサガオなどのつる性植物を育てて天然のカーテンを作る「グリーンカーテン」を推進しています。
最近はお庭やプランター等での家庭菜園をされるご家庭も増えてきております。野菜などと一緒にアサガオ等を育て見た目にも涼しい夏を過ごしてみてはいかがでしょうか。
ご興味のある方はこの時期が種まきに最適ですので是非挑戦してみて下さい。
脱水
今回は、訪問リハビリスタッフがお話します。
気候もよくなり、暖かい日が続いています。20℃を超すと外にいるだけで汗ばむ季節ですね。夏はこまめに水分をとっていますが、この時期はどうでしょうか?あまり水分をとらないことが多いと思います。高齢者の方は特に口渇の症状を感じにくく、水分をとることが少ないようです。そうすると、気づいていないうちに脱水症状になることがあります。普段から、水分をこまめにとるようにしましょう。
《健康相談室》ロコモティブ症候群について
このごろ時々ロコモティブ症候群という言葉を
耳にします。これはどんな症状のことですか?
ロコモティブ症候群は、まだあまり馴染みがないかもしれませんね。日本は世界にさきがけて高齢社会を迎え、平均寿命は約80歳になっています。これに伴い、運動器(手足・体幹)の障害も増加しています。これだけ多くの人が、運動器をこんなに長期間使い続ける時代は、かつてありませんでした。つまり、運動器を長期間使い続ける新しい集団が出現し、従来の運動器機能障害対策の延長線上では解決できない問題が発生しているわけです。そこで日本整形外科学会では、運動器の障害による要介護の状態や要介護リスクの高い状態を表す新しい言葉として「ロコモティブシンドローム」を提唱しました。日本語に直すと「運動器症候群」。ロコモティブは「運動の」で、機関車という意味もあります。能動的な意味合いを持つ言葉で、運動器は人の健康の根幹であるという考え方を背景に、年を重ねることに否定的なニュアンスを持ち込まないことが大事であると考えて、この言葉が選ばれました。ロコモティブ症候群にいたる疾患としては下肢の変形性関節症(股関節、膝関節)、腰部脊柱管狭窄症、骨粗鬆症、脊椎圧迫骨折、頚椎症、下肢の骨折、運動器不安定症、廃用症候群などがあります。
次回は、その見つけ方についてご説明したいと思います。