花粉症について
だんだんと暖かくなってきました。最近、くしゃみや鼻水などの症状で市販薬を飲まれている方はいらっしゃいませんか?
ご自身では風邪と思っていても実は花粉症だったり、あるいはその逆で花粉症と思っていたら風邪を引いているという場合があります。花粉症の発症は人によって異なり、子供の頃は大丈夫でも大人になってから発症する方も多くいらっしゃいます。また、症状が出現する季節も春だけでなく、例えばハルガヤ(イネ科の植物の一種)は5月頃から、ヨモギは8月頃からと、何の植物に対してアレルギーを持っているかで異なります。症状が長引く場合は、1度内科へご相談にいらしてみてはいかがでしょうか。
千葉市子育て支援館
今回は、子育てに仕事にと奮闘中のリハビリテーション科スタッフがお話しします。
児童館という名前を聞いたことがあるでしょうか?子供たちが自由に遊び場として使える、屋内施設です。千葉市では子育て支援館と呼ばれています。建物の中で小学生以上と小学生以下に分かれています。小学生以上では体育館、図書館、視聴覚室といった設備があります。小学生以下ではアスレチックコーナー、ままごとコーナー、お絵かきコーナーがあります。子供たちの遊び場が確保されているのは、働きながら子育てをする親にとって安心ですね。
[健康相談室]心室細動と心房細動の違いについて
先日、従兄弟が「急性心筋梗塞後の心室細動」という病名で突然に亡くなりました。じつは、私も以前から「心房細動」と指摘されており、とても不安です。大丈夫でしょうか?
心室細動と心房細動の違いについて
亡くなられた従兄弟さんはほんとうにお気の毒でしたね。「心室細動」と「心房細動」は、どちらにも「細動」という言葉がついており似ていますが、病気の重要度は全く異なります。「心室細動」というのは、心臓の中で主なポンプ機能を担っている「心室」で発生する「けいれん」のことをいいます。これは重篤な狭心症発作や急性心筋梗塞などによって生じることが多く、この場合は、直ちに救命措置を行わないと心停止(人間の死)に直結します。一方、相談者の方が指摘されている「心房細動」は、心臓の中で補助
ポンプ機能を担っている「心房」で発生する「けいれん」をいいます。これは、心臓についている逆流防止弁の不調(いわゆる心臓弁膜症)によって生じることが多く、これによ
って心停止となることはありません。ただ、血液のよどみによって生じる血栓(血の固まり)で、脳梗塞が生じやすくなります。質問者の方の場合は「心房細動」との診断ですから、ひとまず安心していただいてよいでしょう。ちなみに、弁膜症の有無や年齢によって、血栓予防についての治療法が学会で定められています。一度、担当の先生に相談なさってみるとよいでしょう。