五十肩とは?
今回のテーマは五十肩です。
五十肩の定義は、統一されたものがないというのが現状です。一般論としては、50歳代を中心とした中高年に明らかな外傷がなく生じ、痛みと関節が動きにくくなることが主な徴候です。この他に肩関節周囲炎という病名がありますが、五十肩と同じ意味で用いられる場合と、年齢に関係なく、広い範囲の痛みを生じる疾患をさす場合があります。痛みは、寒いときや、夜に痛みが強く腕や肘にまで広がる場合があります。肩関節の運動はあらゆる方向に制限されます。特に、髪の毛を結ぶ動作や、腰のところで帯を結ぶような動作が難しくなります。治療としては、生活指導や温熱療法、運動療法が主となりますが、関節内注射も行われることがあります。
アウターマッスルとインナーマッスル その2
アウターマッスル、インナーマッスルそれぞれの一般的な鍛え方についてお話していきます。
アウターマッスルは、腕立て伏せや、ウエイトトレーニングなどのように大きな負荷をかけ、少ない回数を実施することで鍛えられます。インナーマッスルを鍛えるには、何をしたらいいでしょうか。一般的には強度の強くないチューブを用いたトレーニングが有効とされており、少ない負荷で回数を多く行うことがポイントです。インナーマッスルに関しては、関節の深層部で細かに繋がり、目に見えない筋肉ですのでトレーニングをした効果が表に出ないため、効果を実感しにくいかもしれません。以前と比較して体のバランスがとりやすくなった、安定してきたと感じたら、インナーマッスルが鍛えられていると言えます。
最近では、プロスポーツの分野のみにとどまらず、肩こりや腰痛などの治療の分野でもインナーマッスルが注目されています。
あけましておめでとうございます・・・
地域に貢献する医療機関として、生命と健康を守り、安心・安全で質の高い医療を心をこめて提供していきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。