師走になりました。
さて、何かとお忙しい時期ですが、当院のある東葛地域では複数の感染症が発生しており、注意が必要です。
まず一つ目が、この季節になると毎年発生するインフルエンザです。もう既に小学校で学級閉鎖となっている地区もあります。二つ目は、風疹です。全国的に流行しており、千葉県内でも松戸市は2番目に感染例が多い地域となっております。三つ目に麻疹(はしか)が松戸市を中心とした東葛地域で発生しております。その他にも、ノロウィルス等の胃腸炎も、この時期は注意が必要です。
特に麻疹は空気感染するため非常に感染力が強く、インフルエンザの10倍の感染力があると言われています。主な感染経路が飛沫感染のインフルエンザや風疹は手洗いうがいに加え、不織布製マスクを着用することで、ある程度の飛沫等を防ぐことができますが、麻疹は特殊なマスク(N95)でないと、感染する可能性が非常に高いです。
それぞれの症状については、ここでは割愛しますが、麻疹のワクチン接種をされていない方で風邪の症状や湿疹等を伴う発熱があった場合は、まずは、かかりつけの医療機関へ事前に電話連絡し(院内感染予防のため、是非お願いします)、受診してください。
日時:2018年12月07日 16:49