10月を迎えました。
皆様お元気でお過ごしでしょうか?
今年は異常気象の影響で、高温状態が秋になりましても続くとのことです。
朝晩の寒暖の差も激しくなりますので、体調不良などにもくれぐれも気を付けてください。
さて、皆様は若宮 正子さんをご存じでしょうか?
若宮 正子さんは御年82歳。80歳を過ぎてからプログラミングをはじめて、「hinadan」というシニア向けのアプリを開発し、Appleが認めた開発者となった日本人女性です。
実績が評価され、Appleの開発者イベントに「サプライズスペシャルゲスト」として招待されました。
シニア向けのゲ-ムアプリ「hinadan」を開発した理由は、
「多くのアプリは若い人向けで、私と同世代の人々にとってはつまらない。年を取ると
目も悪くなるし、指も思うように動かない。そういう人でも楽しめるように配慮した」
とのことです。
若宮さんはどうしてプログラミングをはじめたのでしょうか?
高校を卒業した若宮さんは銀行に就職し、定年まで勤めあげました。
社交的な若宮さんにとって、仕事は楽しいものでした。
それと同時に、60歳以降の生活を少し憂鬱に感じていたそうです。
お母様の介護に専念しなければならず、外部の世界を見られなくなると思っていたからです。
介護で家にこもっていた時に、ふと「介護とおしゃべりを両立させたいなあ」と思ったそうです。
そこで、はじめたのが、インタ-ネットでした。シニア向けのサイト「メロウ倶楽部」に参加しました。機械音痴だった若宮さん。
はじめはパソコンの使い方すらわからず、接続するだけでも3ヶ月を要したそうです。
「私は翼をもらったのです。その翼はパソコンを使う前には知らなかった広い世界へ
私を連れて行ってくれたんです」と若宮さん。
私は若宮さんから年齢に関わらずチャレンジする精神から生きる勇気と希望を頂きました。
興味のある方は、「hinadan」アプリを検索してみてください。新しい世界が広がるかも
しれません。