《健康相談室》脳卒中予防のための十か条
脳卒中を防ぐにはどんなことに気をつければよいのでしょうか?
予防のための十か条をご紹介しましょう
日本脳卒中協会は、毎年5月25日〜31日を脳卒中週間と定め啓発活動の推進を図っています。その中に予防のための十か条があるのでご紹介しましょう。
1 手始めに高血圧から治しましょう
2 糖尿病放っておいたら悔い残る
3 不整脈見つかり次第すぐ受診
4 予防には煙草を止める意志を持て
5 アルコール控えめは薬、過ぎれば毒
6 高すぎるコレステロールも見逃すな
7 お食事の塩分・脂肪控えめに
8 体力に合った運動続けよう
9 万病の引き金になる太り過ぎ
10 脳卒中起きたらすぐに病院へ
というものです。血圧が高いと血管に負担が掛かり破れやすく、血栓もできやすくなります。糖尿病を放置すると、血管に大きなダメージを与え動脈硬化が進行して血栓ができやすくなります。不整脈の心房細動は脳塞栓症の大きな原因になります。喫煙は、動脈硬化を促進して血管が詰まり易くなります。多少の飲酒はよいのですが、大量の飲酒は高カロリーとなり生活習慣を乱します。悪玉コレステロールは、動脈硬化を促進します。高血圧予防には塩分や脂肪分の制限が必要です。運動不足は脳卒中のリスクを高めるので、無理なく毎日続けられる運動に取り組みましょう。肥満は生活習慣病の大きな危険となります。
そして万一起きてしまったら、脳卒中による脳のダメージの治療は時間との戦いです。治療の遅れが予後や後遺症に大きく関係するので、心配な症状が現れたらすぐ救急車を呼んでください。
日時:2018年04月24日 10:08