暑中お見舞い申し上げます。
さて、今回は以前にも取り上げたことがある手足口病についてです。
乳幼児の手や足、口の中などに発疹ができる手足口病の患者数が、国立感染症研究所は7月11日、6月26日~7月2日の1医療機関あたりの患者報告数が3.53人で昨年同期比の約7倍になったと発表があり、当クリニックのある千葉県も流行が既に警報レベルとなっています。そのため、以前にもまとめた感染対策をここでは確認したいと思います。
日本医師会が公表している感染対策としては、
・接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすること
・排泄物を適切に処理すること
*保育施設などの乳幼児の集団生活では、感染を広げないために、職員と子ども達が、
しっかりと手洗いをすることが大切です。
*おむつを交換する時には、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしてください。
*手洗いは流水と石けんで十分に行ってください。
*タオルの共用はしてはいけません。
手足口病は、治った後も比較的長い期間便の中にウイルスが排泄されますし、また、感染しても発病しないままウイルスを排泄している場合もあると考えられることから、日頃からのしっかりとした手洗いが大切とのことです。
《健康相談室》受動喫煙防止法について
受動喫煙防止法が、厚労省の原案通りに成立するのが難しい状況だとか…。なぜですか?
喫煙に対する政策状況評価、日本は最低ランクです
受動喫煙とは、喫煙によって生じた副流煙(タバコの先から出る煙)、や呼出煙(喫煙者が吐き出した煙)の有害物質を吸入することをいいます。
受動喫煙が、心筋梗塞や肺癌、脳卒中等のリスクを上昇させることは、国立癌研究センターの報告からも明らかです。日本では、
受動喫煙によって毎年1万5000人が命を落とすといわれており、交通事故による死亡者数4000人を遥かに上回ります。
日本学術会議では、充分な科学的証拠があり、他人の健康を害してまで喫煙する権利を認めるわけにはいかないとして、公共の場での禁煙を求めています。
また煙草規制国際会議も、公共の場での喫煙を、罰則のある法律で規制する必要があるという結論を出しています。
アテネ以降、北京、ロンドン、リオ五輪では、すべて罰則付きの受動喫煙防止策が導入されました。東京五輪でもやはり、IOCが推進する「タバコのない五輪」という方針のもと、受動喫煙対策を強化する必要があります。
厚労省は当初、飲食店をすべて禁煙とする方針でしたが、それでは廃業に追い込まれるという飲食業会の主張を受け、自民党煙草議連が規制に反対。喫煙者と非喫煙者が共存できる分煙社会の構築を唱え、原案は厳しすぎると修正を要求しました。
そのため厚労省は、バーやスナック等の小規模店舗は規制の対象外として喫煙を容認する改正案を公表。屋内全面禁煙の徹底は困難な状況となっています。
ちなみに、WHOの喫煙に対する政策状況評価で日本は最低ランクに位置付けられています。
夏の御岳山
七夕の翌日、御岳山に行って来ました。お天気も良く御嶽駅を降りたら目の前に青々とした山が出迎えてくれました。駅からバスに乗ってケーブルカーで滝上駅に到着。そこからは坂道を上る上るそして神代けやきが見える頃にはかなりの疲労感。しかし武蔵御嶽神社で安全登山祈願をしてから長尾平に向かい長尾茶屋前でおむすび一つを食べてチャージ完了!七代の滝目指して今度は山道をひたすら下って行きました。この辺りで歩ききれるか不安に邪魔されつつも七代の滝で綺麗な滝を眺めて気力をいただき写真を一枚。一番心配していた鉄階段を上って天狗岩。そこからロックガーデンに到着!雨上がりの岩場で滑らないように注意しながらだったので苔むした美しい景色は目に納めてロックガーデンでの一枚だけの写真が右側です。この日は天狗の腰掛け杉からそのままケーブル駅に向かって下山しましたが、次回は奥の院から大岳山に登ってみようと思っています。禁煙外来で禁煙成功して6年がたち少しずつ山歩きのペースに呼吸も慣れてきて街中が猛暑日の中涼しい山の中で綺麗な空気を胸いっぱいに吸い込める時は幸せと自然に感謝の気持ちでいっぱいです。
湿度管理に注意!
雨季に入り、ご自宅内での湿度調整に注意が必要になります。
建築物環境衛生法では適正湿度を40~70%と定めています。湿度が一定の数値を超えることが原因で熱中症を発症する場合も多いです。
発汗があっても気化熱の働きがなくなるため、汗が蒸発しなくなり、体温を下げて体温調節を行うことができなくなってしまうためです。その結果、血中の濃度が濃くなり、脳へ酸素供給することができなくなり失神状態になりやすくなります。
こまめに換気をし、湿度を下げるように心掛けるようにしてください。
夏の花
今週は蒸し暑い日が続きますね。今日は七夕、東京の入谷では朝顔市が明日まで行なわれています。早朝に朝顔市に出掛けると色んな色の沢山の朝顔が花を開いているので選ぶには最適です。夜に出掛けると歩行者天国の中で露店も賑わっていて美味しい物も沢山ですが、朝顔は花を閉じ色を見て選べないので写真を見て選びます。あっという間に一年の半分も過ぎ、クリニックの玄関脇には【ノカンゾウ】が夏ならではの色を見せてくれています。あの花が咲くといよいよ夏本番!と感じます。新松戸まつりの提灯も上がりいよいよですね。今年は突然の豪雨もなく二日間終日賑わってもらいたいと思います。高校生はテスト期間に入り、小中学校も間もなく短縮授業になります。日中元気に遊ぶ子供達に気を付けて安全運転を心がけたいと思います。適度な室温と水分補給でお過ごし下さい。