新松戸のクリニック けやきトータルクリニック

「高齢者」の定義が変わり、「準高齢者」と いう区分が新たにできるとか。どんな意味があるのでしょうか？

最近の70歳代は昔の50～60歳代に匹敵

　 「高齢者」の定義は様々です。年金の受給は 65 歳から、道路交通法では70歳から、医療では 65歳から前期高齢者、75歳以上を後期高齢者とし ています。
　 国連が昭和31年の報告書で、高齢化の基準となる年齢を 65 歳以上とし たことから、「 65歳＝高齢者」が定着しました。しかし、明確な医学的根拠があるわけではありません。
　 昭和31年当時の平均寿命は、男性が 63・6 歳、女性は 67・5 歳でしたが、 平成27年は男性が 80 ・8歳、女性 87 ・1歳と、飛躍的に延びています。 昭和31年当時、65 歳以上の人は20 人に１人と少数派でしたが、今や４人に１人となり、珍しくなくなりました。
　 老年医学会が身体機能のデータ収 集を行ったところ、 50 歳以上の知能 ・身体能力検査の結果が、平成12年 と22 年とでは10歳ほど若返っている ことが分かりました。医療の進展や生活の改善により、最近の70歳代は、昔の50〜60歳代に匹敵するほど老化発現が遅くなっているのです。そこ で、 65〜74歳は活発な社会活動が可能な人が多いとして「准高齢者」に区分し、高齢者を75歳以上とする提言をしました。
　 年金支給年齢の引き上げなど、社会保障の切り捨てを危惧する声もありますが、人口減少と少子高齢化が進む中、准高齢者でも働く意思のある人は働けるという社会を作ることが、労働力の確保にもつながると思います。
　 准高齢者が社会を支える側となり、就労やボランティア等で生き生きと 暮らせる活力ある高齢化社会となることを期待します。

夕方の明るさに驚き、「日がのびたな～」と感じるようになってきました。

朝夕はまだまだ寒さが厳しい日が多いですが、近所の桜のつぼみが少し膨らんできたように思い、春を遠くに感じる今日この頃です。
2月26日に東京マラソン2017が開催されます。毎年、テレビ中継され注目されていますね。大会運営にはランナー3万人に対して1万人の無償ボランティアの方が参加されるそうです。ボランティアは給水所などの市民ランナーへのサポート業務、沿道の見物客の案内・誘導を中心に携わっており、そういった方の協力で成り立っているんですね。私自身はマラソンを完走することはとてもじゃないけれどできませんが、寒い中を楽しそうに走るランナーに力をもらい、春に向かって頑張っていきたいと思います。

あっという間に立春も過ぎましたね。クリニックから往診に伺っている先のお玄関にも七段飾りの立派なお雛様が飾られる時期になりました。クリニックでは患者様手作りの雛飾りを今年も飾らせていただいています。患者様がお見えになると一番にお話し伺うのがクリニックの受付にいる医療事務スタッフなのですが、お雛様と一緒にパチリと一枚写してみました。春の訪れと共に皆様にも沢山の幸が訪れますように。

今日は節分。昨日スーパーに行くと総菜コーナーには恵方巻が沢山並んでいました。クリニックの花壇では数年前に種まきをしてから毎年咲いている寒咲きの菜の花が今年も花を咲かせてくれました。今年は茎も太く脇芽からの蕾も多くて喜んでいます。明日は立春となり、強い風に厳しい寒さが続いていますが、あと少しの辛抱ですね。2017年の恵方巻き丸かぶりの恵方は北北西。「福は内！」「福は内！」で福が訪れますように。

日本気象協会から、2017年春のスギ花粉の飛散予報が発表されました。

飛散開始は、例年並みで、２月上旬に九州北部や中国・四国・東海地方の一部から花粉シーズンが始まる見込みとのことです。飛散数予測は九州・四国・近畿・東海地方で非常に多く、中国地方で多く、北陸地方はやや多いレベルとのこと。関東甲信地方ではやや少なく、東北地方と北海道では少ない見込みとのことですが、花粉症の方は今から準備と覚悟をしておきましょう。