秋の台風がようやく落ち着きをみせ始めた、今日この頃です。
急激に冷え込んだり、また急激に気温が上昇したりと、気候の変動に、体調を崩された方も多かったのではないでしょうか?
当クリニックでも、インフルエンザの予防接種が開始となりました。
季節の変わり目は特に体調を崩しやすいため、早めの予防をお勧めいたします。
また、この季節の脱水も注意が必要です。夏ほどの喉の渇きはないものの、厚着をした際に汗をかいている場合がありますので、夏に引き続き水分摂取をしていきましょう。
《健康相談室》インフルエンザワクチン型について
昨年からインフルエンザワクチンが「3価ワクチン」から「4価ワクチン」に変更されたと聞きました。何が変わったのですか?
A型2種類+B型2種類のワクチン株が含まれています
インフルエンザにはA型とB型とがあります。ウイルス粒子を構成するタンパク質の抗原性の違いによって分類されていますが、形態上は見分けがつきません。また、症状もとてもよく似ているため、臨床症状だけで区別するのは困難です。さらに、A型もB型も細かく種類が分かれています。
今までのワクチンは、A型がソ連型と香港型の2種類、B型が1種類、合計3種類のワクチンが含まれ、3価ワクチンと呼ばれていました。
これまで、B型ワクチンは山形系とビクトリア系のどちらか一方が選択されていました。しかしB型に1種類しか含まれていないと、他の系統が流行した場合、効果が低くなります。そのうえ、近年は世界的にこの2種類混合系統の流行がみられるため、WHOでは2013年からB型2系統を含んだ4価ワクチンを推奨しています。
こうした流れを受けて日本でも、2015年に製剤基準が改正され、4価ワクチンが用いられるようになり、値段も少し高くなりました。
A型が流行し始めるのは11月下旬ごろから、B型は3月中旬ごろからのため、A型に感染した後、B型に感染することもあります。
ウイルスは突然変異するためワクチンも毎年変更されます。そのため、前年に注射していても新たに接種が必要となるわけです。近年、変異したウイルスのうち、どのウイルスが流行するかを予測する技術が高まってきており、実際に流行したウイルスとほぼ一致したワクチンを作製することができるようになっています。
スポーツの秋
8月の後半から台風が多く雨模様が続きました。
9月の運動会シーズンになっても悪天候ばかりでした。小雨の中で開催しているところもあったようです。また、昼と夜のとの寒暖の差が10℃近くあるため、体調を崩すかが増えました。運動・食事・睡眠をしっかり取り健康な身体を維持していきましょう。
ダリア
今年植え付けたダリアが9月の台風で根元から折れてしまったのですが、茎が枯れてこないのでそのまま様子を見ていました。先日2輪の花を咲かせてくれたので画像を載せてみました。ダリアはポンポン咲きは花びらが幾重にも重なっていてボリュームがあって綺麗ですね。球根なので来年も花を楽しめるようにお手入れ頑張ろうと思います。クリニックでは今週からインフルエンザ予防接種を始めています。昨日から急に冬がきたような冷え込みもありますので体調を崩さないよううがい手洗い、そしてマスクの使用や予防接種で「感染しない・感染させない」ように皆様お大事になさって下さい。予防接種ご希望の方は予診票の記入等がございますので、診察室に入られてからではなく、必ず受付の際にお申し出下さいますようお願い申し上げます。