新松戸のクリニック けやきトータルクリニック

今年の11月は雨が多く感じました。気温は昨日あたりから季節らしく冷え込むようになりましたね。そんな雨が多い中、夏に発芽してゆっくりゆっくり葉数を増やしてきた葉牡丹はやっとここまで葉が増えてきました。昨年花芽をつけなかったシャコバサボテン（デンマークカクタス）が今年は10個程の蕾を持っているのも嬉しいです。最近は国内外問わず悲しいニュースが多いけれど花の成長を楽しめる小さな幸せに感謝する毎日です。この頃受付にて肺炎球菌ワクチンのお問い合わせが増えてるように思います。今年度の補助対象年齢の方は予約制になっておりますので受付にてご予約下さい。1度接種されて5年経過して2度目の接種ご希望の方は1度目だけが補助対象となっておりますので、2度目は一部補助がなく全額自己負担（７５６０円）での接種となります。ご不明な点がございましたら受付もしくはお電話にてどうぞ。

秋も深まり、暦の上では立冬を迎えました。

さて、冬至の日には南瓜を食べる風習がありますが、立冬の日に頂く食材は何かあるのでしょうか？
現在では明確に決められた食材はないようですが、以前は一部の地域で、冬瓜を食べる習慣があったようです。冬瓜は夏が旬の野菜ですが、まるごと保存すれば冬まで持つということが冬瓜の名前の由来になっているそうです。冬瓜はビタミンCが豊富な野菜のため、今の季節にはぴったりの食材かもしれませんね。
また、中国では「立冬には栄養を補給しよう」という意味合いのことわざがあり、立冬の日に餃子を食べる風習があるようです。
いまだ食欲の秋が続く私は立冬の日に冬瓜と餃子、2つとも美味しく頂きました。
そしてどうやら私のお腹の肉には、この冬を乗り越えるのに十分過ぎる栄養が保存されているようです。
この冬は暖冬との予測ですので、出来る限り外に出る機会を作り、身体のメンテナンスに励みたいと思います。

最近は昼と夜の寒暖の差が激しくなってきました。

そうすると体調を崩しやすくなります。今年のインフルエンザは例年よりも早いそうです。病院でも予防接種が始まりましたので受験生や子供や高齢の方は早期の対応をお勧めします。また、風邪の予防にしっかりと食事と睡眠をとるように心がけましょう。

去年、インフルエンザの予防接種をしたのにインフルエンザに罹ってしまいました。予防接種は本当に効果があるのでしょうか？
予防接種には発症・重症化を抑える働きが

　インフルエンザウイルスが口や鼻から体の中に入ってくると、ウイルスは気道の細胞に侵入して増殖します。これを感染といいますが、ワクチンにはインフルエンザの感染を抑える効果はありません。つまり、体にウイルスが入って来るのをブロックする働きはないわけです。
　さて、体内でウイルスが増殖すると、潜伏期間を経て、発熱や頭痛、のどの痛み等の症状が出現します。これを発症といいますが、ワクチンにはウイルスの増殖を抑えて発症を防ぐ効果があります。これが予防接種の第一の効果です。
　ほとんどの健常な方は、インフルエンザが発症しても１週間ほどで症状は回復していきます。しかし中には、肺炎やインフルエンザ脳症等の重篤な合併症が出現して重症化し、入院治療が必要となる人や、残念ながら亡くなる人もいます。特に糖尿病や慢性閉塞性肺疾患等の基礎疾患のある方や、高齢で体力が低下している方などは、重症化する可能性が高くなります。
　ワクチンはこうした重症化を防ぐことができるのです。これが予防接種の最も大きな効果といえます。
　予防接種をすれば絶対に罹らないというわけではありません。しかし、予防接種を受けることで発病の可能性を下げることは出来ます。また、たとえ罹ったとしても症状が重症化せず、軽く済むという効果は充分にあります。ですから、高齢の方、糖尿病や慢性閉塞性肺疾患等の持病のある方は、ぜひとも年内中に予防接種を受けられたほうがよいと思います。