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放射線被ばくの予防

放射線被ばくの予防には、防護の3原則というものがあり、「遮蔽(しゃへい)・距離・時間」という3つを守ることが重要になります。

その言葉の意味についてご説明させていただきます。

報道各社が説明されているように、放射性物質を体内に取り込んだり、衣服に付着したりしたままにしておくと、それだけ多く被ばくしてしまう(かもしれない)ので、外出の際は(出来る限り使い捨ての)マスクをしたり、外出から帰ったら衣服の汚れを払い落とし、手洗いうがいをして行くこと、つまり放射性物質からの「遮蔽」が最も効果的です。
風邪や花粉症の予防に似ていますが、毎日の予防の積み重ねが自分の身を守ることに繋がるので、実践することをお勧めします。


「距離」についてですが、「放射線は透過するとエネルギーをやがて失う」、というご説明を前回させていただいわけですが、その原理で考えるのならば、放射線被ばくは原発から離れれば離れるほど減る、というのが「距離」による防護の原則です。

「事故現場20km圏内の方は避難してください」となっているのに対し、「事故現場30km圏内の方は屋内退避でお願いします。」という説明をされているのは離れれば離れるほど、距離の2乗に反比例して放射線のエネルギーが減り、結果被ばく量が減ることがわかっているためなのです。
例に出して言えば、実験用の放射線源から1m離れた地点で10マイクロシーベルト毎時を測定した場合、10m離れた地点では、エネルギーが100分の一になるので、0.1マイクロシーベルト毎時になります。


最後に「時間」に関する防護策です。万が一放射性物質に触ったり、体内に入ったりした場合でも、残留する時間が短ければ短いほど、それだけ被ばく量は減ります。
例えば100マイクロシーベルト毎時の放射線量観測地点で、放射線を10分浴びると約17マイクロシーベルトの被ばくとなり、30分浴びると約50マイクロシーベルトとなるので、10分浴びるだけの方が被ばく量は少ないです。
万が一1,000マイクロシーベルト毎時の観測地点に立ったとしても、その場にいた時間が1分ほどしかないのであれば、100マイクロシーベルト毎時の場所に10分居たのと同じ程度しか放射線を浴びたことにはなりません。
従って、身体に付いた放射性物質は、速やかに水で流したり払い落としたりすることが重要になるわけです。

日時:2011年03月22日 12:29

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