新松戸のクリニック けやきトータルクリニック

地域医療を支える医師、医療スタッフのお話です。

先日、訪問診療を担当している医師、看護師と利用者様のカンファレンスを行いました。普段サービス提供がバラバラになりがちな為、情報共有の重要性を改めて認識することが出来ました。医師からのリハビリ依頼も増えてきているのでこれから益々カンファレンスの重要性が増し大きな輪になると良いですね。

さて、2010年も終わりを迎えようとしていますね。今年１年はどんな年でしたか？
来年が皆様にとって、より健康に、笑顔のあふれる１年になりますようお祈り致します。

2010年も年の瀬となりました。皆様、大掃除やお買い物でのお出かけや帰省される方等お忙しい毎日をお過ごしかと思います。そんな中、子供達は冬休みを過ごし、元気に走り回る姿を目にします。車を運転される方は普段以上に交差点、曲がり角での一旦停止にて一呼吸をとっていただき　歩行や自転車の方々も飛び出しや巻き込みにはお気をつけて皆様事故やお怪我をなさらずに、良いお年をお迎えになられます事を心より願っております。来る２０１１年も皆様にとって幸多き年になりますように・・・。本年もお世話になりました。写真は先日墨田区の源森橋より撮影した建設中のスカイツリーです（現在５２９メートル）。

今回は要介護者が利用できる旅行サービスについてお話します。

リハビリをしていると、利用者の方から「旅行に行きたいけどあまり動けないし、心配だから行けない」という話をよく聞きます。そういった方々のための旅行サービスが開始されたという記事が載っていたので紹介します。いままであった旅行プランは団体企画旅行でしたが、今回照会されているものは個人でプランを立てることができ、その旅行に資格をもったトラベルヘルパーが同行するというものです。まだまだ浸透していませんが、今後こういったサービスが充実し障害のある方や高齢者の方が自分の行きたいところへ旅行が出来るようになるといいなと思います。（シルバー産業新聞169号より）

先日ラジオから聴こえてきた話です。冬になると手洗いうがいを呼びかける事が多くなりますが、この手洗いの事でした。両手指の間など丁寧に洗っているように思うのですが、皆様自然に手洗いしながら左右の手に注目してあげて下さい。私はラジオを聴いてすぐに試したのですが、「利き手！」この利き手で反対の手はしっかり洗えています。しかし、利き手の方が簡単に洗われているだけでした。（意外に洗いにくいと私は感じました。）言われてみれば！と思い、それ以来利き手を意識して洗う様に心がけています。皆様はいかがでしょうか？両手をしっかり洗って風邪やインフルエンザの予防対策の一つになれば・・・と思います。そして一年の締めくくりのこの季節を元気にお過ごしになられますように。

テレビなどのコマーシャルでよく目にする健康食品やビタミン剤。つい試してみたくなるのですが、これって本当に健康に役立つのでしょうか？

健康維持のためできる限りのことをしたいと思うのは、ごく自然なことです。その昔、医学が進歩する前は、地域の伝承や神官による祈祷などが病に苦しむ人々の支えとなっていました。これは日本に限らず世界中で行われ、今も行われている地域もあります。ただ、そうしたものには確実性がないため、人はより確実性のある治療法を求めて研究開発を続けてきたわけです。現在、日本で行われている病気治療は、主に西洋で確立した医学に基づいています。それらは科学的な研究結果をもとに安全性や効果が立証されたものに限って「治療」として認められ、その結果、国内であればその治療に対して健康保険を使うことが許可されています。こうした観点から考えると、ご質問の健康食品やビタミン剤などの効果や安全性については、健康保険を使える治療薬のような評価は得ていません。ただ前述したように、現代医学はもともと地域の伝承などを参考に発展してきたところもありますから、現在認められていない治療でも、のちのち正式な治療法として認知される可能性はあります。つまり、効果がないと断定はできないけれど、安全性を考慮すれば、あくまで自己責任で、ということになるでしょうか。