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捻挫について
今回は捻挫についてお話します。
一般的に捻挫とは、「関節に許容範囲を超えた運動が強制された場合には程度の差はありますが、じん帯損傷を起こす」ことを言います。捻挫が特に多いのは足首、次いで膝、肩、肘、手指によく見られます。日常生活ではもちろんのこと、スポーツ外傷として生じる場合が多いです。症状としては、痛み・腫れ・内出血・圧迫したときの痛み、運動に制限が生じたり、場合によっては関節の異常な可動性や、剥離骨折が認められることがあります。捻挫をした直後や保存療法には、一般的にはRICE処置を用いることが多いです。Rはrest(安静)、I はice(冷却)、Cはcompression(圧迫)、Eはelevation(挙上)のそれぞれ頭文字をとったものになります。安静を保つためにギプス固定やテーピングを用いることもあります。捻挫には自然治癒するものもありますが、関節の不安定な状態を残してしまうとその後も捻挫を繰り返すことになりやすいといわれています。
2010年05月17日