変形性関節症とは?その2
今回は症状が出やすい部位や、治療法などについてお話します。
症状が出現しやすいのは膝関節が最も多く、40歳以上の人の20%以上に達します。股関節での出現頻度は、あまり高くはありませんが、機能障害が強いため整形外科にかかる人数は多いです。膝関節と股関節の変形性関節症は女性に多く、変形性肘関節症はスポーツ選手や肉体労働者によく起こりやすいと言われています。治療方法は、年齢や症状の程度により異なります。症状が強く、日常生活をすることが困難な場合は手術が適応となることがあります。痛みが弱い方々や、さまざまな理由から手術が行えない方には保存療法が行われます。具体的には筋力の維持増強訓練や、関節に負担のかからないよう体重のコントロールをしたり、炎症が強い時期には消炎鎮痛剤を処方されることもあります。
日時:2010年02月23日 14:33